ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ
AI、ブロックチェーン、IoT、スマートシティー、自動運転――これらのキーワードを目にすることが増えています。新しいテクノロジーを生かすためには、「社会実装」を進める必要があります。日々の暮らしに役立てられてこそ意味があるとの思いで、情報発信しています。
今回お届けするのは……
元教員ということで、地域では「ハダノ先生」と呼ばれることがあります。
昨年末、近所の子ども食堂に招かれました。10台はいったiPadのセットアップとプレゼン発表会のお手伝いです。
プレゼン発表会については、各発表生徒登壇時のアタックムービーの作成を引き受けました。
例年パワーポイントで作っているというので、昨年のものをベースに作ります。PC環境の違いに苦労しながら何とか進んでいきました。くわしくは、、、 → 🔗知らずに使われた特殊なフォントの代わりにフリーフォントを埋め込んで、パワーポイントの文字崩れを直してみた件
せっかく自分が担当するのだから、BGMを一新しようと考えました。
候補の曲を頭に思い浮かべながら、文章生成AIに聞いてみました。「クラシック音楽」だと著作権が切れてないものもあるので、🔗「バロック音楽」 で、、、
これらの作品はバロック音楽の特徴である豊かな感情表現や対位法、そして華麗な装飾を楽しむことができます。お聴きになる際は、それぞれの作品が持つ独特の魅力を感じ取っていただければと思います。どうぞお楽しみください!
以前、同じような質問をしたときはヴィヴァルディだらけでした。「いくら四季が日本特有の人気曲だとしてもこれはないだろう」と思いました。今回はいろんな作曲家の作品が紹介されており、随分まともになっています。
ただ、5番・8番・9番など明らかに登場にふさわしくないものがあるので、少し絞り込んで質問してみます。
ヘンデルの器楽曲の中から、特に登場にふさわしいと思われる10曲を選んでみました。以下のリストをご覧ください:
これらの作品はヘンデルの器楽曲の中でも特に有名で、彼の音楽の魅力を存分に感じることができるでしょう。お楽しみください!
イメージに近づいてきました。以前のように他の作曲家の作品が紛れ込むこともありません。
ただ、器楽曲という指定では5番~8番のような独奏曲が含まれてしまいます。もっと躍動感がほしいので、さらに絞り込んで質問してみます。
ヘンデルのオラトリオに含まれる軽快な器楽合奏曲を10曲選ぶとしたら、以下のような曲が挙げられます:
これらの曲はヘンデルのオラトリオから選ばれたもので、それぞれが劇的な場面や登場人物の紹介に適した軽快で明るい音楽です。お楽しみください!
求めていた答えが出てきました。1番と2番は合唱曲ですが、器楽合奏バージョンも広く演奏されているのでよしとしましょう。
これらのうち、プレゼン発表者の登壇にピッタリの音楽として、3番の「シバの女王の入城」を選びました。
🔗「シバの女王の入城」は、曲名は知らんけど聞いたことあるぞ とよく言われる曲です。AI編曲なしでそのまま使えそうです。 → 🔗AIで編曲してみた!
ノートPCでの作業では、🔗DAW(音楽制作ソフト) に重い処理をさせると時間がかかっていました。CPUに負荷がかかり、オーディオミックスダウンが途中で止まることもしばしばでした。音量やエフェクトの量を抑えては何度もトライする必要がありました。
ところが新しいデスクトップPCでは、瞬時に終わりました。あまりにあっけなく、「今までの苦労は何だったんだ」「こんなことなら早くマシンを乗り換えるんだった」とつぶやいていました。生成AI用PCは音楽制作も楽にこなしてくれるとわかりました。
♪ シバの女王の入城 プレゼン発表会Ver.
制作:ハダノ 原曲:ヘンデル作曲「ソロモン」第3幕シンフォニア
VST:UVI,VWinds,Neoverb,FireMaximizer
年末のプレゼン発表会はうまくいきました。
年が明けて、耳寄りなニュースがはいってきました。
音楽を作るとき、WindowsPCとiPadとの互換性問題にはさんざん悩まされてきました。
🔗Imoxplus社のサイトでWindows用Respiroを購入し、試行錯誤しながら音色を改造し、無料の🔗iPad対応アプリ Respiro wind-synth に読み込ませて使う……ということもしていました。くわしくは、、、→ 🔗物理モデリング音源Respiroを編集して、ユニークな音を作ってみた
iPad用アプリは無料でも、Windows用Respiroから音色をエクスポートするときに相手のIDを指定するようになっているので、自由に配布できません。
サンプリング音源の中には無料で配布されているものもありますが、たいてい 🔗Kontakt というサンプラーの有料版 が必要です。また、せっかく集めてもそれらの音源をiPadで使うことは不可能でした。iPad用Kontaktが存在しないためです。
モデリング音源ではWindows版と同じ音源のiPad版が出ていることがたまにあります。iPad版があるだけましですが、同じものなのに2重に支払うのは理不尽だと感じます。
その点、SFZ形式はオープンソースなので、サンプラーさえあれば機種を問いません。PC用として有名なのが、🔗sforzando です。今回 isfizz によってiPadでもSFZ音源が使えるようになったので、さっそく試してみました。
「EWI 用の無料音源 GARRITAN ARIA はSFZ規格で、ARIA PLAYER と sforzando は互換性がある」と聞いたことがあります。「うまくいけばARIAの中の好きな音源だけ取り出してiPadで鳴らすことができるかもしれない」と夢がふくらみます。
GARRITAN ARIA の各音源は、生々しさはないものの音域が広く素直なので、使いどころはあります。特にViolin(TH)は多くの人から高く評価されています。
SFZファイルはテキストファイルです。中を見ると、音階ごとに各音声ファイルを呼び出したり効果を加えたりする記述が続きます。プログラミングっぽいことも少しでき、HTMLやCSSに似ている感じです。音声ファイルのパスを書き換えれば、必要な部分だけ取り出せそうです。
PCの sforzando でうまくいったので、iPadに移して isfizz で読み込んでみました。若干サポートされていない命令があったものの、ほぼ同じように動きました。大成功です。
SFZ音源の利点を整理すると、、、
、、、と自由に改造できるうえに無料とくればたまりません。
EWI用のリコーダー音源をずっと探していましたが、この方法で作ることができました。ソプラノ・アルト・テナー・バスが合体したSFZ音源です。
音源をPCからiPadへ転送するときは、🔗Documents by Readdle が便利です。
WindowsPCとAndroid端末なら、USBケーブルでつなぐだけで中のフォルダやファイルを自由にいじれます。iPadの場合は中にはいらせてくれないので、結局クラウド経由になります。
という手順で、やっとファイルやフォルダの転送ができます。
🔗Piascore のようにGoogleドライブからファイルを直接読み込めるアプリもありますが、izfizz は、ローカルに移さないとダメなようです。
Google⇔Appleのクラウド間の壁を越えることは、iPad用の「Googleドライブ」アプリと「ファイル」アプリでは困難です。そこを解決してくれるのが Documents by Readdle のすごいところです。
🔗Virtual Playing Orchestra は、sfz形式の無料のオーケストラサンプルライブラリ です。高品質な楽器音がたくさん収録されているようです(← Sonatina Symphonic Orchestra, No Budget Orchestra, VSCO2 Community Edition, University of Iowa, Philharmonia Orchestra, Mattias Westlund)。
これを使って、「シバの女王の入城」を鳴らしてみました。せっかくなので、フルートパートには、例のリコーダー音源を割り当てました。
※ ジャケット動画は、🔗拡張機能でグラビア動画を生成 のやり方でAIで作りました(img2imgでblazingDriveを使用)。
♪ シバの女王の入城 無料SFZ音源Ver.
制作:ハダノ 原曲:ヘンデル作曲「ソロモン」第3幕シンフォニア
VST:virtual-playing-orchestra,BaroqueRecorder,Neoverb,FireMaximizer
有料音源とは趣の違う味わいの音楽ができました。これはこれでアリだと思います。
音楽が脳に良い影響を与えることを示す研究はたくさん知られています。それなのに、コロナ禍では「不要不急」とされて制限されました。
いざ地域活動などで音楽を使おうとすると、著作権などの権利関係が気になります。古い音楽を元に自分で作れれば最高です。
地域活動では、あまり予算をかけられないことが多いと思います。そんなとき、無料のものは助かります。自由に改造できるオープンソースだと大助かりです。
今回のように地域活動で音楽制作にICTを活用すれば、権利関係や経費の心配をせずに音楽を用意できます。「古くからずっと愛されてきたものは、いずれ人類の共有財産になっていくんだ」「少しの面倒くささを乗り越えれば、必ず道はひらける」と確信がもてました。
ハダノは決意を新たにしました。
「どこに相談したらいいかわからない」迷える人々を一歩先行くICTで支援し、地域の幸せづくりに奉仕しよう……と。
テクノロじいやに 私はなる!!!
ハダノがふだん使っているDTM機材は、奥から順に
、、、となります。
DTM(デスクトップミュージック)は、「机の上」で作業するものですが、ほかの部屋や旅行先に持ち出したいときもあります。そこで購入したのが、
です。いずれは、これらをDTMに活用していきたいと思います。