ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

テクノロじいやの手作りSDGs―11 「健康長寿」
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テクノロじいやの手作りSDGs―11 「健康長寿」

🕓 1/1/2026 ↻ 1/22/2026
 AI、ブロックチェーン、IoT、スマートシティー、自動運転――これらのキーワードを目にすることが増えています。新しいテクノロジーを生かすためには、「社会実装しゃかいじっそう」を進める必要があります。日々の暮らしに役立てられてこそ意味があるとの思いで、情報発信しています。


 今回お届けするのは……

積み上げた技法を卒寿祝いの会に投入してみた

 父の「卒寿祝いの会」を二家族が集まりやすい年明け早々にホテルで行うことになり、

  1. 卒寿記念うちわ制作 ← 万博マップうちわ
  2. ぐい呑みへの名入れ ← ハイパー金継ぎ
  3. カラオケ用音響設備 ← お手軽DTM

、、、など応用してみることにしました。


卒寿記念うちわ制作

 写真アルバム、寄せ書き色紙、お祝いポスター、、、でもよかったのですが、「参加者一人ひとりの記念になるもので実用的なもの」ということで、「うちわ」にしてみました。

、、、のときに使った方法で全員分作ることにしました。水に濡れてもにじまずへたらず、ちゃんとうちわとして使えることは実証済みです。

「参道の銀杏落葉……」のイメージ画像

 メインとなる画像は、父の最近の俳句「参道の銀杏落葉に霊気あり」から生成しました。

 霊気(spiritual)だと規約に引っかかりやすいので、神聖な雰囲気(sacred atmosphere)に変えたプロンプト

The fallen ginkgo leaves on the approach to the shrine exude a sacred atmosphere, while the maple leaves compete with each other in red.

を使いました。父が俳句を詠むときにイメージした情景に近い画像になったようです。これをオモテの背景画像にし、左右反転して薄くしたものをウラの背景画像にします。

 オモテには、

  • 大切に手入れしている 庭と畑
  • ボランティアで書道を教えている少年院
  • 地域の高齢者と頑張っている体操教室
  • スマホデビュー

の写真を貼り付けます。

 体操教室の動画は粗かったので、🔗VideoProc Converter AI を使って高画質化したうえで、キャプチャしました。処理は高速で、短い動画なら無料ですみ、本格的に使いたい場合も安価なので助かります。 

 これらを先日亡くなった仲代達矢氏が好んだ「赤秋(人生の終盤も紅葉のように真っ赤に燃えて生きたい)」というテーマでまとめあげました。


 ウラには、

ノスタルジックで心温まる加工をした写真
  • 子と孫の顔写真
  • 共通のお祝いメッセージ
  • 愛唱歌「里の秋」の歌詞
  • 会の次第

を貼り付けます。

 顔写真は、ジブリ風の(ノスタルジックで心温まる)加工をしました。普通にやると、もろアニメキャラになってしまい、だれかわからなくなるので 0.3 がけにとどめました。

卒寿記念うちわオモテウラ


ぐい呑みへの名入れ

 🔗タンブラー だと電子レンジでお燗ができないので、「陶磁器のぐい吞み」を贈ることにしました。ただ、一点物だと名入れしてくれません。そこで思い出したのが、

で使った、金粉の代替の 🔗ゴールドライナー です。

ぐい吞みにゴールドライナーで名入れ

 オーブンで焼成すれば定着し、電子レンジもたわしもへっちゃらです。底だけでなく、内側にも日本酒の目安線を書きました。「ハイパー金継ぎ」は、壊れた食器の修理以外にも役立つのです。


カラオケ用音響設備

 カラオケは余興にピッタリですが、ホテルの宴会場のカラオケ設備は大口団体客におさえられているようで使えません。それならばと、

のような、🔗タブレットスタンド を中心とした簡易型音響設備を持ち込むことにしました。

 そのままではカラオケには向かないので、

、、、としました。

カラオケ用音響設備

 ボーカルマイクとポータブルPA(アンプ内蔵スピーカー)は、各メーカーから各種発売されていますが、音が素直で信頼性の高いヤマハにしました。

 PAの入力は3系統あるので、いろんな使い方ができます。

  • 入力1と2:XLRと標準ジャックのコンボでマイク/ライン切替
  • 入力3:ステレオミニジャック or Bluetooth

 今回は、入力1にマイク、入力3にタブレットからの音声を入れました。マイク付属のケーブル(5mで先端が標準プラグ)の代わりに 🔗XLRケーブル(3m) をつないでみると、明らかに音の鮮度が上がってビックリ……

 カラオケマシンとは違って、キーやスピードは変えられないしエコーもかけられませんが、本格派の音質です。スピーカースタンドの横のダイヤルでスピーカーの設置角度を自由に変えられます。しかも、ひっくり返すとスタンドはハンドルになり、ひょいと持ち上げられます。よく考えられた構造だと感心します。

 計4名歌って、盛り上がりました。中でも父が楽しみにしていたのは、次男の歌です。

カラオケ好きの次男

 これは、カラオケに熱中している次男の誕生会ポスターです。彼の好きな歌手の名言「……その手でドアを開けましょう……」を贈りました。

 「のど自慢の予選に出たちいうけど、いっぺんも聞いたことねえがなあ」と言っていた父ですが、やっと念願がかないました。


カラオケ文化を歪める「ボイトレ」ビジネス

 「好きな歌を歌いたい」と純粋に楽しんでいるカラオケ愛好家につけこむビジネスもあります。ハダノが気になっているのが「ボイストレーナー」です。

 声楽指導者とは違い、「正確に歌うだけでは感動的な歌にはならない」「プロは人を魅了する声質を持っている」「倍音を出すための特殊な訓練を!」と誘う人がいます。

、、、絵画に例えると、「美しい色の絵の具セットさえ手に入れれば感動的な絵が描ける!」という論法であり、ナンセンスです。

 では、なぜこのトリックに引っかかるかというと、「倍音」という科学用語を使っているからです。血液型占いと同じ現象です。

非整数次倍音の出し方を教えるインチキボイストレーナー

 テレビの番組でも(NHKでも)科学的に間違った説明をしているのをよく見ますが、突っ込みどころ満載です。

  • 「響きの豊かな声」と言えばいいのに「倍音が豊かな声」と言い換える
  • 「響く」のは共鳴のせいで、倍音は無関係のはず
  • 「声色を使い分ける」と言えばいいのに「倍音を使い分ける」と言い換える
  • 基音の整数倍だから倍音というのに、「非整数次倍音」という奇妙な言葉を作り出しているが、要するに雑音
  • メロディー以外の音(倍音)が多いと情報量が多くて心を打たれる! → マリア・カラスの美声が情報量少ないって?
  • 非整数次倍音は自然界にあふれているので、ハスキーボイスが魅力的に感じられる! → 音楽聴く必要ないのでは?
  • 倍音パターンは、発音体固有のものであり、自由に変えられない
  • 音色は倍音だけで決まらず、むしろエンベロープ(音量の時間的変化)の影響が大きい
  • 倍音をいじって音色をコントロールできるのはパイプオルガンぐらい
  • 「共鳴場所」や「声と息の割合」を変えれば、音色を自由に変えられる! → モノマネ名人にでもなるつもり?

、、、こんな「ボイトレ」ビジネスは、音楽文化としてのカラオケをおかしな方向へ引っ張っていくおそれがあります。

 落ち着いて考えると、

  • 「声の響き」「声色」は、歌の要素のごくごく一部にすぎないのでは?
  • 「楽曲の力」をもっと信じ、自分なりの解釈で精いっぱい表現すればよいのでは?

、、、と気づきます。思考停止して流されることだけは避けたいものです。


会食中のBGMはパストラーレ

 余興は、バイオリン演奏 → ゲーム → カラオケ ですが、乾杯後しばらくは静かに会食したいものです。名前に「パストラル」がはいっている通り、町はずれの静かなホテルです。

 次男の名前のもとになったイタリアの作曲家 🔗ペルゴレージ の大先輩にあたる 🔗コレルリパストラーレ(田園曲)

と同じやり方でBGM用の音楽ファイルにしました。ポータブルPAから流れてくる牧歌的な音楽によって、優雅に食事ができたことは言うまでもありません。

 ♪ パストラーレ

  作曲:アルカンジェロ・コレルリ 編曲:ハダノ 音源:NotePerformer4


パストラーレのジャケット画像

A string ensemble dressed as shepherds plays the Baroque concerto Pastorale against the backdrop of an 18th-century Italian countryside.

というプロンプトでジャケット画像を生成しました。曲のイメージにピッタリの画像ができて満足です。


最後はみんなで「里の秋」

 いくら健康でも、世の中が平和でなければ「赤秋を謳歌」することはできません。

 平和問題に強い関心を持ち続けている父にとって、「里の秋」は特別な歌です。開戦時に戦意高揚のために作られた歌「星月夜」が、敗戦後に南方からの復員兵を慰労し励ます詩に改作され、家族愛の歌「里の秋」へと大変身したのです。

 最後はみんなで平和への願いをこめて、「里の秋」を歌いました。うちわの歌詞を見ながら、、、


【まとめ】努力を積み重ねて持続可能な暮らしを

 これまでに積み重ねたさまざまな努力のおかげで、健康長寿を祝う良い会になったと思います。

 「魔法」は、一瞬ですべてを解決するように思われがちです。しかし、「現代の魔法」と呼ばれるテクノロジーも、作ったり使いこなしたりするのに継続的な努力が欠かせません。

 SNSでバズったものに飛びついたり、あきらめて投げ出したりせずに、じっくりと取り組んでみることが大切です。持続力こそが持続可能な暮らしをつくります。

 積み重ねた努力の先に、老魔(魔法老師) への道が見えてくるかもしれません。

人々を幸せにする魔法老師

老魔は一日にして成らず

を忘れずに精進していきます。


によると、「高齢者の社会参加は要介護リスクの抑制につながる」ようです。

 少年院ボランティアを30年やっている父を見習い、ハダノも「近所の中学生への学習支援」や「知り合いへのICT支援」を続けていこうと思います。



※ USBマイクだとPCやスマホ・タブレットが必要で、オーディオインターフェースが使えません。
今後XLRマイクがあった方がいいと考え、信頼のヤマハ製を買いました。
歌・アナウンスともに使いやすく感じます。


※ 入力が豊富で、カラオケ以外にもいろんな使い方ができます。
バッテリー内蔵で機動性抜群のアンプ内蔵スピーカーです。
mkII が発売されたので、今から買う方はそちらを!


※ 学校の放送機器担当をすることの多かったハダノは、ケーブルの取り扱いに苦労し、「XLRは大きすぎる。全部標準プラグならいいのに……」と思っていました。
今回XLRケーブルに変えてみて、「カチッとはまるし、音はいいし、最高!」と気づきました。

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教育DXブログの著者: ハダノ
ハダノ顔 Q大理学部生物学科数理生物学研究室にて分子進化学権威の宮田隆氏のもとFORTRANでDNA解析に没頭。F社のSEに内定していたが、科学のおもしろさを教えるため中学校理科教員を選択。
 新任のころから、「答えのない問題を追求させたい」「団結力と文化的な力を集団づくりで」「教育研究をもっと科学的に」「教育の情報化が必要」「チョーク&トークの注入式授業からアクティブラーニングへ」「教科横断的なSTEAM教育で生涯学習・SDGsへ」という思いを持ちつつ、4市10校にて勤務。
 9年間の教頭時代、さまざまな不条理・矛盾に悩み、ICTによる働き方改革を推進。2021年3月定年退職。「特定の学校だけでなく、広く人材育成を」「日本陥没をDXで食い止めたい」「元教員の自分にできることを」と、教育DX研究の道へ。
 おおいたAIテクノロジーセンター会員。デジタル人材育成学会・日本STEM教育学会・日本情報教育学会・データサイエンティスト協会・日本RPA協会の会員。JDLA G検定 2022 #1 合格者。
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