ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ
の続編です。
今回の挑戦は、、、
🔗Clarii mini のオーボエの音色は使えます。クラリネットとファゴットの音色も追加されたので、トリオ・ダンシュが組めます。
N響メンバーによるトリオ・ダンシュとして有名な🔗「トリオ・サンクァンシュ」は、尊敬すべき3人組です。彼らへのあこがれを胸に、バッハの協奏曲に取り組みたくなりました。
バッハの協奏曲の中で以下の10曲は、トリオ・ダンシュに適しています:
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そうすると、ソロ楽器2つのものがよさそうです。 10曲の中では、BWV1060 と BWV1043 が該当します。
美しい旋律のからみあいで聴くものをうっとりさせる、BWV1043第二楽章をトリオ・ダンシュ(一人多重録音)で演奏してみようと思います。
🔗Copilot に相談した結果、BWV1043-II(2つのヴァイオリンのための協奏曲第2楽章)にしました。
単旋律をふくらませる場合は、🔗AI編曲(/articles/music-ai-arrange)を使います。
今回は堂々たるオーケストラ曲なので、例によって引き算で編曲します。 → 🔗「武器としての漫画思考」p37 引き算の美学
AIではなく MuseScore による手作業です。 → 🔗【楽譜作成ソフト】MuseScore4を使ってみた感想
ファゴットは重音奏法が無理なので、感覚を頼りに何とか音を並べます。
、、、というぐあいで、間違えずに演奏するのは至難の業のようです。
MuseScore からエクスポートしたMIDIファイルを Waveform Free に読み込みます。
お手本の音色は、録音する音色と同じだとやりにくいので、
のように、割り当てます。
♪ BWV1043-IIお手本(冒頭)
MIDI録音と違い、音声録音では後から加工しにくいので、録音前に音質を整えておきたいところです。
🔗GCE-3 の5番台のエフェクトパッチは、ユーザーが作って保存できます。ハダノも🔗「よしめめ氏のパッチ」 を参考にいろいろ試作しています。
オーボエ用(5-5)、クラリネット用(5-6)、ファゴット用(5-7) のパッチを作って適用することにしました。
録音は、クラリネット → オーボエ → ファゴット の順に行い、苦労の末ようやくできました。
♪ 2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043-II
作曲:J.S.バッハ 編曲・演奏:ハダノ
音源:Clarii mini(オーボエ、クラリネット、ファゴット)
ジャケット画像は、🔗ダリの「反陽子的聖母被昇天」 にインスパイアされて生成しました。
素粒子レベルで分解・再構築されながら昇天する聖母は、ルネサンス美術と最先端科学が融合したSFアートです。
「クラシック音楽を分解・再構築してミューズに近づきたい」という思いを込めました。
楽しかったけど、とにかくたいへんでした。
、、、と、悪戦苦闘の連続でした。
「演奏家ってすごいな」とあらためて尊敬しました。違法アップロードは絶対ダメです。また、へたな演奏であってもなにかを伝えてくる曲の力に助けられました。対位法を究めた大バッハさまさまです!
「そんなに音楽が好きなら、楽器習ったり演奏団体にはいったりしたらいいのに」という意見もあるでしょう。しかし、耳年寄の素人でもこんなやり方があるということを示したいのです。
つたない演奏で申し訳なく思いつつ、野球殿堂入りのイチロー氏の言葉でしめくくります。