ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

AIマンガ―2
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AIマンガ―2

🕓 5/18/2024 ↻ 5/28/2023

 AIが高速で進化する中、今までできなかったことができるようになりました。文章生成AIや画像生成AIは、革命的なテクノロジーです。

 生成AI用PCの使い方にも慣れてきたので、だれもが楽しめる作品づくりにチャレンジしてみたいと思います。


 今回お届けするのは……

生成AIとパワポで4コマ漫画「ことばの日」を作ってみた

ことばの日1コマ目

ことばの日2コマ目

ことばの日3コマ目

ことばの日4コマ目

メイキング ~ 基本方針 ~

  • DXやSTEAM教育に役立ちそうな小話を4コマ漫画に
  • ストーリー作成に文章生成AIを活用
  • 画像作成に画像生成AIを活用
  • フォトレタッチソフトで漫符などを追加
  • パワポでセリフを入れて4枚の画像として保存

、、、でしたが、今回は「誕生会ポスター」にまつわる実話をもとにしているので、文章生成AIは使っていません。

 画像は実写をベースにし、画像生成AIによる加工は最小限に留めています。


メイキング ~ 「誕生会ポスター」にまつわる実話 ~

 次男の誕生日は、2019年10月に 🔗ことばの日 に制定されました。

 「ことば」を大切に使い、「ことば」によって人と人とが通じ合えることに感謝し、「ことば」で暮らしをより豊かにすることが目的……ということで、今回が5周年となります。

 「ことば」をテーマにした小説 🔗「舟を編む」 は、映画化・アニメ化・ドラマ化されました。

 英語教師として「ことば」を教えてきた祖父・母を持ち、「ことばの日」に生まれた次男は、まさに「ことばの申し子」といえるでしょう。今回のポスターは「舟を編む」のパロディ映画『ことばの申し子』に決定です。


 …………

 ところが、妻は本当に全国ロードショーが行われていると勘違いしてしまいました。「作りこみすぎたかな」「いや、気づくやろ」と思いつつ、その 🔗天然キャラ に「萌え」を感じるのでした。


メイキング ~ 画像作成&フォトレタッチ ~

 今回は、実写をベースに Stable Diffusion の img2img で アニメ調に変換しています。主に、🔗モデル:Dark Sushi Mix か BlazingDrive 、Denoising strength:0.3~0.4 で処理しました。

 やはり、けっこう雰囲気が変わります。妻の顔は、なぜかたれ目になり「上〇石〇音」のような感じに……


 これらをストーリーに合うように 🔗PaintShopPro でフォトレタッチしていきます。

  • じゃまなものが映り込まないように、トリミング
  • 個人情報や著作権などに配慮すべき部分をガウスぼかし

メイキング ~ セリフ入れ ~

  • 4枚の画像をパワポに読み込み
  • スライドのサイズはワイドにし、画像の横にセリフがはみだすように
  • セリフは、挿入-図形-吹き出し の中に打つ
  • 行間隔は1.5行では広いので、フォントサイズの1.3倍のポイントで固定
  • セリフはできるだけ短く
  • 完成したら、 ファイル-名前をつけて保存-PNG形式-すべてのスライド

、、、4コマ目の左の囲みは、🔗「商用可な毛筆フリーフォント厳選51個まとめ」にあった『昔々ふぉんと』 を使用して、「相田みつを」っぽくしています。


【まとめ】生成AIとパワポで、実話を4コマ漫画にできる

 今回は、実話・実写をもとにお手軽に4コマ漫画を作ってみました。

 🔗iPadでなにをする?3.おえかき を子どもたちに教えるときに、「おえかき」はだいじな べんきょう で、しょうらいやくにたつ、、、の実例としてハダノ家の誕生会ポスターを見せました。

妻の誕生会ポスター

父の誕生会ポスター

次男の誕生会ポスター

 「クリエイターはトップレベルでないと食っていけない」という残念な現実があります。しかし、「画像処理(おえかき)」の楽しさは格別です。仕事に関係なさそうでも、心を豊かにし脳を活性化するのですから、一生追求する価値があります。創作は、少なくともハダノ家の暮らしをゆたかにしてくれます。


ヒトだけが持つ対称性バイアス「逆も真なり」

 子どものころ、辞書を引いていて堂々巡りになったことがあります。メリーゴーランドのようにいつまでも着地せず、はがゆいものです。

 君は「右」という言葉を説明できるかい?……「舟を編む」の中で、問題になっていました。方角や辞書ページの偶数奇数を使えば説明できそうですが、身体で実感できないといつまでも腑に落ちません。いわゆる、🔗記号接地問題(シンボルグラウンディング問題) です。

 ハダノが幼いころは、「お茶碗は左手・お箸は右手」と祖父に厳しくしつけられました。左利きなのに矯正されたのです。昔の辞書なら、「箸を持つ手の側が右」と定義できたかもしれません。

 生成AIも大規模言語モデルにもとづいて生成します。身体を持たないと、「右」は分からないかもしれません。そういえば、「ドラゴンが右を向いて~」というプロンプトで画像生成しても、無視されてしまいました。


 子どもは、オノマトペのような身体感覚に根差したことばから抽象的な記号の体系へと言語習得が進んでいくようです。それを可能にするのが、ヒトに固有の「対称性推論」です。「逆も真なり」と考えるなど過剰な一般化をするため、論理的に正しいとは言えません。 → 🔗発達と種間比較から見えるヒトの認知バイアス ―対称性バイアスについて

< 学校での例 >

  • 「心が乱れる」→「服装が乱れる」 が正しいとしても、
  • 「服装が整う」→「心が整う」 が正しいとはならない。

 「服装の乱れは心の乱れ!」「服装をきちんとしなさい!」という指導は論理的に間違っているのに、対称性バイアスのせいで広く行われていたのです。


 単純化によって情報圧縮(時間的・論理的方向性を圧縮)し、再帰的な論理操作をし、思考体系を成長させていくことで高度な言語が作られたようです。 → 🔗単純化バイアス:本来は複雑なものを、単純に解釈してしまうバイアス


言語的知能

 生成AIの長所も短所も大規模言語モデルに組み込まれたヒトの言語的知能によるものと考えられます。「高度に抽象化されているが、根源的な非論理性を抱えている」知能は、誤りを犯す危険性があるが、誤りを修正することで理解が深められる……つまり、大切なのは、、、

  信じるために疑え

ということです。


 科学研究の世界では、「自然は単純さを好む」とよく言われます。超統一理論は物理学の重要テーマです。しかし、これは根拠のない思い込みです。複雑なことをシンプルに説明したいのは、「自然が単純さを好むのではなく、人間が単純さを好むから」に過ぎません。

 複雑な現象を複雑なまま理解できるAIなら、複雑な真理を見つけるかもしれません。ただ、それを人類が理解できるとは限りません。ヒトの知能もバージョンアップし続ける必要がありそうです。



※ ハダノは生成AIを実際に使い込み、「言語そのものに宿った知を呼び出しているのでは」と感じていました。
「ヒトだけにある根源的非論理」→対称性推論→言語体系構築という流れが見え、確信に変わりました。
仮説形成推論の精度を上げていきたいものです。


※ ハダノが愛読しているSFマガジンの連載記事をまとめたものです。
科学に関心がない人にも読んでいただきたい本です。
「ヒトだけにある根源的非論理」をベースに法律・経済・倫理の問題にまで切り込んでいます。


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教育DXブログの著者: ハダノ
ハダノ顔 Q大理学部生物学科数理生物学研究室にて分子進化学権威の宮田隆氏のもとFORTRANでDNA解析に没頭。F社のSEに内定していたが、科学のおもしろさを教えるため中学校理科教員を選択。
 新任のころから、「答えのない問題を追求させたい」「団結力と文化的な力を集団づくりで」「教育研究をもっと科学的に」「教育の情報化が必要」「チョーク&トークの注入式授業からアクティブラーニングへ」「教科横断的なSTEAM教育で生涯学習・SDGsへ」という思いを持ちつつ、4市10校にて勤務。
 9年間の教頭時代、さまざまな不条理・矛盾に悩み、ICTによる働き方改革を推進。2021年3月定年退職。「特定の学校だけでなく、広く人材育成を」「日本陥没をDXで食い止めたい」「元教員の自分にできることを」と、教育DX研究の道へ。
 おおいたAIテクノロジーセンター会員。デジタル人材育成学会・日本STEM教育学会・日本情報教育学会・データサイエンティスト協会・日本RPA協会の会員。JDLA G検定 2022 #1 合格者。
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