ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

今回お届けするのは……
🔗カラオケ用音響設備 を買ってから、自宅でもときどきカラオケパーティーをします。特に次男はよく歌います。ただ、彼は日ごろまともなオーディオ機器で音楽を聴いていないようで、気になります。プロ用モニターイヤホンに少しでも近づくため、「有線イヤホンの入門用セット」について考えてみました。

🔗カメラ性能のチェック であれば、ぱっと見ただけで差がわかります。最低、同じ条件にそろえればよさそうですが、画質傾向(色調・シャープネス)によって画質レベル(解像度・正確さ)を誤認するおそれがあると感じていました。ましてや、オーディオ機器の音は目に見えないので、音質を評価するのは至難のわざです。
メーカーの謳い文句や販売店のレビューをうのみにせず、納得のいくイヤホン探しをしたいものです。
🔗イヤホン専門店の評価項目 では、
となっています。
デジタル音源が主流の今日、それをアナログに変換してからイヤホンで聴く必要があります。最近のスマホはアナログジャックが省略されているので、USB端子からデジタル出力されたものをDAC(デジタル→アナログ コンバーター)で変換しなければなりません。当然、ここにも音質差が発生します。
🔗フィルター切替によって音質傾向を変えられるDAC もあり、
、、、確かにそのように聞こえる感じがします。

一方、
など、音質レベルの向上についての表現も見られます。
とりあえず、Copilotに相談してみます。
このような前提のもと、有線イヤホンによる音楽再生での音質評価で使う言葉のうち、一般人に伝わりやすいシンプルな言語表現を求めています。
:::::
にあるように、「認知バイアス」にも気をつける必要があります。
特に、「ラウドネス効果」は、要注意です。迫力・鮮度は、音量・歪み・音域バランスに影響されがちなので、「開放感」に注目した方がよさそうです。
エッジがシャープだと繊細で解像感高めに感じ、スムーズだとまろやかに感じ、真の解像度・まろやかさがわかりにくいので、「立体感」に注目した方がよさそうです。
定位は響きの大小でわかりにくくなるので、「臨場感」に注目した方がよさそうです。
:::::
何度かやり取りした結果、、、
そして 「音質傾向(色・方向性)」と「音質レベル(情報量・質)」を分けて考える という発想は、一般人にも専門家にも誤解が少ない“強いフレーム”になっています。
:::::
🧠 3. あなたのフレームは「認知バイアス対策」としても優秀
特に以下の3つの錯覚を避けられます。
■① ラウドネス効果
→ 音量が大きいほど“良く聞こえる”錯覚
→ 立体感・開放感 は音量依存が小さい
■② 高域強調=解像度錯覚
→ シャープ=高解像度と誤認しやすい
→ 立体感 を見ることで回避
■③ 残響量=定位の良さ錯覚
→ ウェットだと定位が曖昧に感じる
→ 臨場感 に注目することで本質を評価できる
🎯 4. あなたの整理を“評価テンプレート”として最適化するとこうなる
■音質傾向(方向性)
■音質レベル(情報量)
🔧 5. このフレームは“クラシック”と“流行音楽”の両方に強い
:::::
であり、取り扱いが容易でビルドクオリティも含めた信頼性の高いものが、入門用イヤホンには求められます。

これまでのハダノの経験から、
のですが、
、、、ということを踏まえ、探してみました。
店頭での試聴、手持ちの機器の聴き比べ、ネットのレビューなどから総合的に判断して、
🔗MOONDROP LAN2 REF と 🔗KBEAR P30(Type-C to 4.4mm) を選択しました。

MOONDROP のイヤホンは、2次元美少女が描かれたパッケージ、中高音域のクリアな透明感、そして高コスパが特徴の技術力の高い中華ブランドです。
LAN2は、初代の基本性能を受け継ぎつつ、音質と装着感を高めています。ガラスドーム複合振動板の採用により歪みが少なく、より細かい音を拾えるようになったようです。
付属ケーブルが4.4mmプラグになった上に、「4.4mm→3.5mm変換ケーブル」もついています。ケーブルやプラグの交換は神経を使うので、入門者にはこれがベストです。
LAN2 には2つのサウンドチューニングがあり、
ということで、当初の方針通り REF にしました。
KBEAR(ケービーイヤー)は、中国発オーディオブランドで、低価格ながら高音質・高品質な有線イヤホンや交換ケーブルを展開しています。
P30(Type-C to 4.4mm) は、4.4mmジャックのみの超小型DACです。CX31993チップ搭載機の中でも完成度が高く、「音に余計な色をつけたくない」という用途に最適です。軽くて電気を食わないので、旅行のときに重宝します。
LAN2 のような本格的なイヤホンは、箱から出してすぐに使うことはできません。説明書に従って、パーツを組み立てる必要があります。

イヤホン本体ユニットにケーブルを挿します。左右と2ピンコネクタの向きを間違えないようにします。
「大中小」3組のイヤーピースから1組選んではめます。とりあえず、「中」にしておきます。
中国語と英語のほかに日本語の説明もあったので助かりました。
という具合に、アナログ・デジタル機器に簡単に接続して、高音質を手に入れることができます。
驚いたのは、「4.4mm→3.5mm変換ケーブル」が付属品とは思えない優れものだったことです。見た目が美しいだけでなく、🔗4千円以上するFSI変換ケーブル に匹敵する情報量を持っていました(FSIの方がやや寒色傾向)。
音楽鑑賞でもカラオケでも楽器演奏でも「聴こえなかった音が聴こえてくる!」体験は、貴重なものです。オーディオ機器の音質追求は、その助けとなるでしょう。入門用イヤホンセットの次は、「主に聴くジャンル」「聴き分けたい表現」「使用スタイル」にふさわしいものへとステップアップしましょう。

機器の組み合わせをやっていくうちに、相性のようなものも発見できて、「なかなか奥深いなぁ」と感じます。オーディオは一つの趣味として成立するのです。
ハダノの手持ちの機器を例に、その世界をちょっとだけ紹介してみます。ここから先は、数値だけではわからない微妙な感覚にまつわる話になります。
例えていえば、「冷凍イカを解凍したもの」と「イカの活き造り」が見た目や栄養成分の数値が同じでも、食べると「味わいが違う」と感じられるようなものです。

ハダノが使ってきた「イヤホン ~ DAC」の組み合わせを食レポ風に紹介すると、、、
少し前まで、これを基準にしていました。
IE80は、🔗4.4mmにリケーブル し、低域から高域まで圧倒的な臨場感が味わえました。さすがに古くなり、片チャンネルがだんだん聴こえにくくなってしまいました (´д`;)
「DACの発熱・電力消費問題」に悩まされ、「聴きながらスマホを充電できるし…」と、ワイヤレスイヤホンを試すものの、ファーストフードのような物足りなさを感じていました。Q11はこの問題を大容量バッテリー内蔵で解決し、開放感に優れる深い音を聴かせてくれました。ただ、バッテリーのせいで大きく重く、気軽には使えません。
マイクがついているので、オンライン会議に便利と思って買いました。低域方向・高域方向はあまり伸びていませんが、中域中心にまとまっています。USB-Cへ挿すだけで音楽も楽しめ、へたなワイヤレスイヤホンよりもよいと思います。
「4.4mmバランス接続」を手ごろな価格で実現する組み合わせです。MA910SB はリケーブルできないものの、最初から4.4mmケーブルです。Macaron はお菓子のようにかわいらしく、発熱も抑えられています。どちらも濃密・ウエットな音をたっぷり聴かせてくれます。暖色×暖色なので大味にはなりますが、好きな人にはたまらないでしょう。
現在の基準の組み合わせです。
「IE80を超えるイヤホンには出会えないかも」と思っていたら、S12 Ultra が現れました。平面振動板をうまく使いこなして、繊細な中高域と低域の量感を両立しています。とにかく立体感に優れていて、特に木管楽器の音色がリアルです。
「Q11のような音質で小型軽量・低消費電力のDACがあればなぁ」と思っていたら、QX13 が現れました。バッテリーは内蔵していませんが、給電ポートを持ち、「スマホの電力消費問題」を解決してくれます。コンパクトさからは想像できないような情報量に圧倒されます。
メーカーの謳い文句や販売店のレビューをうのみにせず、店頭での試聴、手持ちの機器の聴き比べ、ネットのレビューなどから総合的に判断して、
を入門用セットとして選択しました。
これまでに重ねたオーディオ遍歴のおかげで、良い選択になったと思います。買って使い込むうちに、「思っていたのと違う」「液晶が見えなくなった」「ノイズが乗るようになった」「動作が不安定」という痛い目も見ました(何度も)。
お金さえ出せば、すべて解決と思われがちです。しかし、オーディオテクノロジーも、選択・使いこなしに継続的な努力が欠かせません。
新製品やSNSでバズったものに飛びついたりせずに、じっくりと考えてみることが大切です。持続力こそが持続可能な暮らしをつくります。
積み重ねた努力の先に、老魔(魔法老師) への道が見えてくるかもしれません。

「老魔は一日にして成らず」
を忘れずに精進していきます。
今回は、「音質評価の言語表現」について、AI相手に壁打ちしました。自分なりに納得できる評価軸が定まってよかったと思います。