ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

テクノロじいやの手作りSDGs―12 「イヤホン」
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テクノロじいやの手作りSDGs―12 「イヤホン」

🕓 4/22/2026 ↻ 5/16/2026
 AI、ブロックチェーン、IoT、スマートシティー、自動運転――これらのキーワードを目にすることが増えています。新しいテクノロジーを生かすためには、「社会実装しゃかいじっそう」を進める必要があります。日々の暮らしに役立てられてこそ意味があるとの思いで、情報発信しています。


 今回お届けするのは……

有線イヤホンの入門用セットを探してみた

 🔗カラオケ用音響設備 を買ってから、自宅でもときどきカラオケパーティーをします。特に次男はよく歌います。ただ、彼は日ごろまともなオーディオ機器で音楽を聴いていないようで、気になります。プロ用モニターイヤホンに少しでも近づくため、「有線イヤホンの入門用セット」について考えてみました。

プロ用モニターイヤホン

 🔗カメラ性能のチェック であれば、ぱっと見ただけで差がわかります。最低、同じ条件にそろえればよさそうですが、画質傾向(色調・シャープネス)によって画質レベル(解像度・正確さ)を誤認するおそれがあると感じていました。ましてや、オーディオ機器の音は目に見えないので、音質を評価するのは至難のわざです。

 メーカーの謳い文句や販売店のレビューをうのみにせず、納得のいくイヤホン探しをしたいものです。


音質評価の言語表現

 🔗イヤホン専門店の評価項目 では、

  1. 周波数ごとの量感イメージ
  2. 近い・広い
  3. クール・ウォーム(寒色・暖色)
  4. 繊細・迫力

となっています。

 デジタル音源が主流の今日、それをアナログに変換してからイヤホンで聴く必要があります。最近のスマホはアナログジャックが省略されているので、USB端子からデジタル出力されたものをDAC(デジタル→アナログ コンバーター)で変換しなければなりません。当然、ここにも音質差が発生します。

 🔗フィルター切替によって音質傾向を変えられるDAC もあり、

  1. エッジがシャープ・緩やか
  2. 定位が前方寄り・後方寄り
  3. 響きが多い・少ない
  4. 繊細・厚みがある
  5. 滑らか・力強い
  6. クラシック向き・流行音楽向き

、、、確かにそのように聞こえる感じがします。

イヤホンの音質をチェックして評価

 一方、

  • エージングによって「硬い音→滑らかで解像度の高い音へ 」
  • ハイレゾ音源は情報量が多く、「空気感や臨場感まで表現できる」
  • アンバランス接続からバランス接続に変えると、「力強い音、分離感がよくクリアな音」になる

など、音質レベルの向上についての表現も見られます。

 とりあえず、Copilotに相談してみます。

ハダノ
前提:機器による音楽再生では、音声信号の波形をなるべく変えずに、入力・記録・伝送・増幅・出力する必要があるが、各段階で歪み(欠落・雑音混入・特性のバラツキ を含む)が発生するため原音に忠実な再生は困難。音響技術によって聴感上好ましい再生を追求するが、どの要素を重視するかによって音質の傾向・レベルが異なる。

 このような前提のもと、有線イヤホンによる音楽再生での音質評価で使う言葉のうち、一般人に伝わりやすいシンプルな言語表現を求めています。

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にあるように、「認知バイアス」にも気をつける必要があります。

 特に、「ラウドネス効果」は、要注意です。迫力・鮮度は、音量・歪み・音域バランスに影響されがちなので、「開放感」に注目した方がよさそうです。

 エッジがシャープだと繊細で解像感高めに感じ、スムーズだとまろやかに感じ、真の解像度・まろやかさがわかりにくいので、「立体感」に注目した方がよさそうです。

 定位は響きの大小でわかりにくくなるので、「臨場感」に注目した方がよさそうです。 

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 何度かやり取りした結果、、、

ChatGPT
あなたの整理、とても本質を突いています。

そして 「音質傾向(色・方向性)」と「音質レベル(情報量・質)」を分けて考える という発想は、一般人にも専門家にも誤解が少ない“強いフレーム”になっています。

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🧠 3. あなたのフレームは「認知バイアス対策」としても優秀
特に以下の3つの錯覚を避けられます。

■① ラウドネス効果
→ 音量が大きいほど“良く聞こえる”錯覚
→ 立体感・開放感 は音量依存が小さい

■② 高域強調=解像度錯覚
→ シャープ=高解像度と誤認しやすい
→ 立体感 を見ることで回避

■③ 残響量=定位の良さ錯覚
→ ウェットだと定位が曖昧に感じる
→ 臨場感 に注目することで本質を評価できる



🎯 4. あなたの整理を“評価テンプレート”として最適化するとこうなる

■音質傾向(方向性)

  • 寒色/暖色
  • 高音寄り/低音寄り
  • シャープ/スムーズ
  • ドライ/ウェット
  • すっきり/濃密

■音質レベル(情報量)

  • 立体感(奥行き・厚み)
  • 臨場感(空間の自然さ)
  • 開放感(余裕・抜け)


🔧 5. このフレームは“クラシック”と“流行音楽”の両方に強い

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入門用イヤホンに求められるもの

  • 音質傾向(方向性) : 中立
  • 音質レベル(情報量): 価格の割に優秀

であり、取り扱いが容易でビルドクオリティも含めた信頼性の高いものが、入門用イヤホンには求められます。

入門用イヤホンに求められるもの

 これまでのハダノの経験から、

  • 4.4mmバランス接続の方が情報量が多い
  • DACは小型の方が、消費電力が小さい

のですが、

  • 3.5mmアンバランス接続の方が一般的
  • ラジカセやPCなどのアナログジャックは3.5mm
  • イヤホン付属のケーブルは3.5mmプラグが多く、リケーブル(ケーブル交換)できないと、バランス接続できない
  • 一般にリケーブルすると数千円以上かかる(コネクタの種類を間違えないように)
  • 最初から4.4mmケーブルが付属するイヤホンを買い、必要に応じて「4.4mm→3.5mm変換ケーブル」をつなぐのが合理的
  • 超小型DACは3.5mmジャックが一般的で、となりに4.4mmジャックを持つDACはどうしても大きくなる
  • 4.4mmジャックのみの超小型DACがあれば、理想的

、、、ということを踏まえ、探してみました。


MOONDROP LAN2 REF と KBEAR P30

 店頭での試聴、手持ちの機器の聴き比べ、ネットのレビューなどから総合的に判断して、

 🔗MOONDROP LAN2 REF🔗KBEAR P30(Type-C to 4.4mm) を選択しました。

MOONDROP LAN2 REF と KBEAR P30

 MOONDROP のイヤホンは、2次元美少女が描かれたパッケージ、中高音域のクリアな透明感、そして高コスパが特徴の技術力の高い中華ブランドです。

 LAN2は、初代の基本性能を受け継ぎつつ、音質と装着感を高めています。ガラスドーム複合振動板の採用により歪みが少なく、より細かい音を拾えるようになったようです。

 付属ケーブルが4.4mmプラグになった上に、「4.4mm→3.5mm変換ケーブル」もついています。ケーブルやプラグの交換は神経を使うので、入門者にはこれがベストです。

 LAN2 には2つのサウンドチューニングがあり、

  • REF (Reference): 高域の繊細さと自然な響きを重視したバランス型。クリアで洗練された鳴り方。
  • POP: 弾むような低域の厚みと、中高域の明瞭さを両立したエネルギッシュなサウンド。(暖色傾向)

ということで、当初の方針通り REF にしました。


 KBEAR(ケービーイヤー)は、中国発オーディオブランドで、低価格ながら高音質・高品質な有線イヤホンや交換ケーブルを展開しています。

 P30(Type-C to 4.4mm) は、4.4mmジャックのみの超小型DACです。CX31993チップ搭載機の中でも完成度が高く、「音に余計な色をつけたくない」という用途に最適です。軽くて電気を食わないので、旅行のときに重宝します。


LAN2 REF の開封・組み立て

 LAN2 のような本格的なイヤホンは、箱から出してすぐに使うことはできません。説明書に従って、パーツを組み立てる必要があります。

LAN2 REF の開封

 イヤホン本体ユニットにケーブルを挿します。左右と2ピンコネクタの向きを間違えないようにします。

 「大中小」3組のイヤーピースから1組選んではめます。とりあえず、「中」にしておきます。

 中国語と英語のほかに日本語の説明もあったので助かりました。


LAN2 REF のつなぎ方

  • LAN2 REF ~ 変換ケーブル ~ ラジカセ・TV・PCなどのイヤホンジャック【アナログ】
  • LAN2 REF ~ P30 ー スマホ等の USB-C端子【デジタル】

という具合に、アナログ・デジタル機器に簡単に接続して、高音質を手に入れることができます。

 驚いたのは、「4.4mm→3.5mm変換ケーブル」が付属品とは思えない優れものだったことです。見た目が美しいだけでなく、🔗4千円以上するFSI変換ケーブル に匹敵する情報量を持っていました(FSIの方がやや寒色傾向)。


音楽を極めるために音質追求を

 音楽鑑賞でもカラオケでも楽器演奏でも「聴こえなかった音が聴こえてくる!」体験は、貴重なものです。オーディオ機器の音質追求は、その助けとなるでしょう。入門用イヤホンセットの次は、「主に聴くジャンル」「聴き分けたい表現」「使用スタイル」にふさわしいものへとステップアップしましょう。

カラオケマスター

 機器の組み合わせをやっていくうちに、相性のようなものも発見できて、「なかなか奥深いなぁ」と感じます。オーディオは一つの趣味として成立するのです。

 ハダノの手持ちの機器を例に、その世界をちょっとだけ紹介してみます。ここから先は、数値だけではわからない微妙な感覚にまつわる話になります。

 例えていえば、「冷凍イカを解凍したもの」と「イカの活き造り」が見た目や栄養成分の数値が同じでも、食べると「味わいが違う」と感じられるようなものです。

イカの活き造り

 ハダノが使ってきた「イヤホン ~ DAC」の組み合わせを食レポ風に紹介すると、、、

  1. 🔗Sennheiser IE80🔗FIIO Q11

 少し前まで、これを基準にしていました。

 IE80は、🔗4.4mmにリケーブル し、低域から高域まで圧倒的な臨場感が味わえました。さすがに古くなり、片チャンネルがだんだん聴こえにくくなってしまいました (´д`;)

 「DACの発熱・電力消費問題」に悩まされ、「聴きながらスマホを充電できるし…」と、ワイヤレスイヤホンを試すものの、ファーストフードのような物足りなさを感じていました。Q11はこの問題を大容量バッテリー内蔵で解決し、開放感に優れる深い音を聴かせてくれました。ただ、バッテリーのせいで大きく重く、気軽には使えません。

  1. 🔗FIIO JD10 (DAC内蔵)

 マイクがついているので、オンライン会議に便利と思って買いました。低域方向・高域方向はあまり伸びていませんが、中域中心にまとまっています。USB-Cへ挿すだけで音楽も楽しめ、へたなワイヤレスイヤホンよりもよいと思います。

  1. 🔗Maestraudio MA910SB 4.4mm🔗iBasso Jr. Macaron

 「4.4mmバランス接続」を手ごろな価格で実現する組み合わせです。MA910SB はリケーブルできないものの、最初から4.4mmケーブルです。Macaron はお菓子のようにかわいらしく、発熱も抑えられています。どちらも濃密・ウエットな音をたっぷり聴かせてくれます。暖色×暖色なので大味にはなりますが、好きな人にはたまらないでしょう。

  1. 🔗LETSHUOER S12 Ultra🔗FIIO QX13

 現在の基準の組み合わせです。

 「IE80を超えるイヤホンには出会えないかも」と思っていたら、S12 Ultra が現れました。平面振動板をうまく使いこなして、繊細な中高域と低域の量感を両立しています。とにかく立体感に優れていて、特に木管楽器の音色がリアルです。

 「Q11のような音質で小型軽量・低消費電力のDACがあればなぁ」と思っていたら、QX13 が現れました。バッテリーは内蔵していませんが、給電ポートを持ち、「スマホの電力消費問題」を解決してくれます。コンパクトさからは想像できないような情報量に圧倒されます。


【まとめ】有線イヤホンの入門用セットはこれで決まり

 メーカーの謳い文句や販売店のレビューをうのみにせず、店頭での試聴、手持ちの機器の聴き比べ、ネットのレビューなどから総合的に判断して、

を入門用セットとして選択しました。

 これまでに重ねたオーディオ遍歴のおかげで、良い選択になったと思います。買って使い込むうちに、「思っていたのと違う」「液晶が見えなくなった」「ノイズが乗るようになった」「動作が不安定」という痛い目も見ました(何度も)。

 お金さえ出せば、すべて解決と思われがちです。しかし、オーディオテクノロジーも、選択・使いこなしに継続的な努力が欠かせません。

 新製品やSNSでバズったものに飛びついたりせずに、じっくりと考えてみることが大切です。持続力こそが持続可能な暮らしをつくります。

 積み重ねた努力の先に、老魔(魔法老師) への道が見えてくるかもしれません。

人々を幸せにする魔法老師

老魔は一日にして成らず

を忘れずに精進していきます。

 今回は、「音質評価の言語表現」について、AI相手に壁打ちしました。自分なりに納得できる評価軸が定まってよかったと思います。



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教育DXブログの著者: ハダノ
ハダノ顔 Q大理学部生物学科数理生物学研究室にて分子進化学権威の宮田隆氏のもとFORTRANでDNA解析に没頭。F社のSEに内定していたが、科学のおもしろさを教えるため中学校理科教員を選択。
 新任のころから、「答えのない問題を追求させたい」「団結力と文化的な力を集団づくりで」「教育研究をもっと科学的に」「教育の情報化が必要」「チョーク&トークの注入式授業からアクティブラーニングへ」「教科横断的なSTEAM教育で生涯学習・SDGsへ」という思いを持ちつつ、4市10校にて勤務。
 9年間の教頭時代、さまざまな不条理・矛盾に悩み、ICTによる働き方改革を推進。2021年3月定年退職。「特定の学校だけでなく、広く人材育成を」「日本陥没をDXで食い止めたい」「元教員の自分にできることを」と、教育DX研究の道へ。
 おおいたAIテクノロジーセンター会員。デジタル人材育成学会・日本STEM教育学会・日本情報教育学会・データサイエンティスト協会・日本RPA協会の会員。JDLA G検定 2022 #1 合格者。
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