ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ
AIが高速で進化する中、今までできなかったことができるようになりました。文章生成AIや画像生成AIは、革命的なテクノロジーです。
「生成AIをちょっとさわってみたけど、実用的じゃない」と言う人たちは、部活動でいうと見学・体験入部で見切りをつけています。道具を揃えノックを受け続けて、だんだん楽しめるようになってきます。
今回お届けするのは……
愛用していたノートPCが性能寿命を迎えたので、デスクトップPCを購入しました。 → 🔗生成AI用にデスクトップPCを追加購入した件
ノートPCのバッテリーと冷却ファンがさらに劣化し、「持ち運べないわ、カラカラうるさくてビデオ会議できないわ……」と使いづらくなったので、買い替えることにしました。
重い作業はデスクトップPCでするので、軽作業用のWindowsタブレットで十分です。タブレットなら、スタイラスペンによるお絵描きもできます。
タブレットからリモートデスクトップ接続で、デスクトップPCを遠隔操作し、画像生成AIなどを動かせれば楽ちんです。
によると、
、、、と、申し分のない機種のようなので、🔗AEROPAD に決めました。
画面をタッチすることが多くなるので、🔗AEROPAD用保護フィルム も一緒に注文しました。
、、、と、順番さえ間違えなければ大丈夫です。
このあと、アプリのインストールなどを行うのですが、欲張らず最低限にとどめることにします。
付属キーボードが英語キーボードなので、慣れるまでは注意が必要です。日本語キーボードと比べ、アルファベット以外のキーの位置が微妙に違います。
Shift+数 | 2 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | - |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日本語KB | " | & | ' | ( | ) | = | ~ |
英語KB | @ | ^ | & | * | ( | ) | _ |
キーボード側に本体があるノートPCと違い、「ディスプレイを閉じて消灯•スリープ」ができない……と思いきや、付属キーボードなら可能でした。パームレスト付近に埋め込まれたチップを感知しているように見えます。
リモートデスクトップには、Chromeや専用ソフトを使う方法もありますが、無料で使い勝手のよい「Windows標準のリモートデスクトップ」でいきます。あらかじめホストPCのOSは Windows11Pro にしておきました。
同一LAN内ならコンピュータ名だけで接続できますが、外部からだと、VPN接続が必要です。簡単・無料なのは、🔗Tailscale(テイルスケイル) です。
、、、などを参考に、旅行先からでも自宅のデスクトップPCを遠隔操作できるようにしてみました。遠くに住む家族も家族用アカウントで接続できます。
実際にやってみると、
、、、という納得の動作でした。特に最後の点は、校内LANとインターネット分離のため県教委のWindows Server にリモートデスクトップ接続していた学校現場で禁止されていたので、涙が出るほどありがたく感じました。
注意が必要なのは、
、、、という点です。
Windowsタブレットから画像生成AIが使えるようになって、便利になりました。次にトライしたのは、「ブログ書き」です。
Stable Diffusion と同じで、ブログシステムは環境構築がたいへんです。🔗「2年前に作ったブログを Vue3+Nuxt3+NuxtContentV2 に移行してみた」 で述べたように、Vue.js
や Nuxt.js
などのプログラムをインストールする必要があるのです。現在のデスクトップPCのブログシステムをそのまま使えば、情報の不整合も起きず安心です。
ところが、いきなりつまづきました。リモートデスクトップで VS Code で入力しようとすると固まってしまい、 EmEditor で編集後にはりつける羽目になったのです。
を参考に、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」設定を入れたら解消しました。
入力できるようになって喜んだのもつかの間、「記号がうまく打てない」現象に悩まされました。例えば、@
を打とうとすると、"
が入力されてしまうのです。
と、キーボードの設定が異なっているのが原因でした。
、、、で変更すれば、解消できます。ただ、デスクトップPCを使うには、「接続済みキーボードレイアウトを使用する」を経由してやっと日本語キーボードに戻る感じで、とても面倒です。
、、、と考え、思い切ってデスクトップPC用の英語キーボードを買い、英語配列に統一することにしました。 → 🔗ASUS ROG Strix Scope RX TKL Wireless Deluxe(赤軸) X807
おまけの日本語キーボードの下に X807 を並べてみました。
TKL(テンキーレス)なので、マウスの操作が楽です。キーは4点支持の光学式スイッチで、静かにスコスコ打てます。付属のリストレストはふかふかで、磁石で着脱できます。これなら長時間快適に打ち続けられそうです。
「せっかくのタブレットなので、旅行に持っていきたいなあ」と思い、次のものを買いました。
実際にJR車内で使ってみると、
、、、と、まずまずの使い心地でした。
ノートPCと違い、AC電源駆動はできません(Windowsの設定項目にはあるが無効)。付属のACアダプタは、あくまでも内蔵バッテリー充電用です。
バッテリーレベルを25~75%に保つために、🔗Battery Pro というアプリをインストールしました。これで、バッテリー寿命を延ばせそうです。
、、、というのが、実測結果の一例です。AEROPAD は本格的なCPUを積んでいるので、それなりに電力を消費します。一般的な充電器やモバイルバッテリーが使える点は、旅行のときに安心です。
タブレットというと、AppleのiPad が有名です。「iPadにあらずんばタブレットにあらず」という風潮がありますが、実際に使ってみると機能的にも性能的にも首をかしげたくなることが多々あります。
Windowsタブレットは、機能的にはふだん使っているPCと同じです。性能的には、CPUやメモリ・ストレージが貧弱なせいでパワー不足の機種が従来は多かったと思います。MicrosoftのSurface はパワフルですが、高価なうえにキーボード別売りで、お買い得とは言えません。
そんなときに現れたのが、AEROPAD です。「必要十分なスペックで、キーボードもついていて、実質5万円ちょい」という「Surface の超お買い得版」のようなタブレットです。しかも、2022年ごろからArm版へとシフトしているSurface と違い、Intel製CPUなのでソフトの互換性の不安もありません。
生成AI用PCを遠隔操作するには、AEROPAD が最適だと思います。長男の引っ越し直後のマンション(東京)からも、ブログ更新できました。
軽量級ノートPCを探している方にも、AEROPAD はおすすめです。英語キーボードに抵抗がなく、特殊な作業をしないなら、これで十分な気がします。
Webカメラなどテレワーク関連の周辺機器は、Windows用ドライバがあるのでそのまま使えます。
DTMは、無理やりiPadで代替することなく、そのままWindowsのVST音源を持ち出せます。何よりファイル・フォルダーのコピーが超楽です。
ちなみに、スタイラスペンは、🔗MetapenのSurface用タッチペン がちゃんと使えました。スタイラスペンによるお絵描きなど、タブレットならではの使い方もこれから追求していこうと思います。