ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

この記事では、
のその後について述べます。

のページを旧TwitterのX「教師のバトンプロジェクト」に投稿しようとしましたが、アイキャッチ画像が表示されません。
以前は、公式の Card Validator を使うことでTwitterカードをプレビューできていたのに、プレビュー機能がなくなっています。
そこで、🔗Twitter Card Validator というchrome拡張機能 をインストールしました。

確かに、アイキャッチ画像の部分は空白で、Data を見ると undefined となっています。
その後、プラグインをインストールするもかえって悪化し、開発者ツールでオブジェクトの中身を調べながら試行錯誤し、何とか表示されるようにしました。

実際は、og:image だけでなく twitter:image も指定する必要がありました。
「プログラミングできない人は、生成AIにやらせればいい」と言われるようになりました。やってはみたもののまともに動かず、原因さえわからない……という声も寄せられます。「やっぱりたくさんお金をかけないとダメか」とあきらめていたところ、
など、「Gemini CLI はいいぞ!」という記事をよく目にするようになりました。
ターミナル上で対話するだけで、AIがコード生成、定型作業のスクリプト化、複雑なコマンド提案など、いろいろとプログラミングを助けてくれるGoogleのAIエージェントです。
Gemini CLI を使えば、本来有料の 🔗Gemini 2.5 Pro が1日1,000回まで無料利用可能と、個人利用には十分な機能が提供されます。これは、やってみる価値があります。
さっそく Gemini CLI をインストールし、試してみることにしました。
……Vue3+Nuxt3+NuxtContentV2 を使って、ブログを運営しています。
……Xで画像が表示されないという不具合がありました。
@C:\nuxt●\nuxt●●●●●\pages\articles\[slug].vue
のコードを変更したところ……一応これで解決なのですが、
もっとスマートなコードがあれば提案してください。
プラグインの追加インストール不要の方法でお願いします。
と投げかけると、
✦ 現在のコードは動作しているとのことですが、
より安全で推奨される方法を提案します。
まず、C:\nuxt●\nuxt●●●●●\pages\articles\[slug].vue
のコードを拝見し、……最適なコードを提案します。
……
✦ コードを拝見しました。ありがとうございます。
ご指摘の問題は、NuxtのuseAsyncDataから取得したデータが
Vueのrefオブジェクトでラップされているために発生します。
……より安全で「スマート」なコードは、
content.valueを使ってデータにアクセスする方法です。
……これにより、コードの可読性が向上し、
将来のVue/Nuxtのバージョンアップにも対応しやすくなります。
これから、この修正を適用するためのツールを実行します。
![Gemini CLI による[slug].vue修正](/img/geminiclislug.jpg)
と、コードの修正を提案してくれました。提案を参考にするだけで終わることも選べますが、今回はそのまま修正を実行してもらいました。
✦ コードを……より安全で推奨される方法に更新しました。
content.valueを使用して記事のデータにアクセスすることで、
……安定して動作するコードになりました。
他に何かお手伝いできることはありますか?
「こいつ、動くぞ!」と思わずつぶやいていました。実に見事です。
聞きかじった知識で適当にお茶をにごすのではなく、
までやってくれるのです。「AIエージェント = 有能な秘書」と実感しました。
一定の制限・リスクはありますが、これからもっと Gemini CLI を使っていけたらと思います。
そんな矢先、市内の小学校教頭のN先生から電話がかかってきました。
、、、ということで、電話を切りました。
根本的な問題は、「日本の経営層がソフトウエアの価値を理解していない」という点です。Sさんの高度なスキルを理解していたなら、決して手放すことはなかったのにと悔やまれます。
と愚痴っていても始まりません。AIを駆使してもがいてみます。
まずは、ふだん使っている 🔗Copilot(クイック応答) に聞いてみます。
✅ 代替案2:Excelベースの掲示板風シート
✅ 代替案3:市教委推奨のグループウェアの「掲示板機能」だけ使う
、、、ハダノ元教頭と小学校のN教頭を混同しており、ハルシネーションだらけの非現実的なアドバイスとなっています。こんなのハダノにだってできません。これが普通の生成AIの限界でしょうか。
と、つぶやきたくなります。
同じ質問をAIエージェント(Gemini CLI) にぶつけると、、、
結論:自力での完全な復活は「極めて困難」であり、推奨しません
プログラミング経験のない教頭先生が、現在の情報だけで元の掲示板を完全に復活させる のは、残念ながら極めて困難です。下手に作業を行うと、残っているデータさえも破損させてしまう危険性があります。
【困難な理由】
復旧に必要な作業(参考)
もし仮に復旧作業を行う場合、最低でも以下のような手順が必要になります。これを見ていただくだけでも、作業の複雑さ がお分かりいただけるかと思います。
これらの作業には、専門的なコマンド操作が必要になる場面が多く、一つでも間違うとシステムは全く動作しません。
提案すべき代替手段
以上のことから、復旧を目指すよりも、以下の現実的な代替案を教頭先生とご相談されることを強くお勧めします。
案1:市教委推奨のグループウェアへ移行する(最も推奨)
これが最も正攻法であり、長期的に見て学校のためになる選択肢です。
案2:あなたの技術を活かした「新しい簡易掲示板」を構築する(次善策)
もし、どうしても現場の抵抗が強く、代替システムが必要な場合の「次善の策」です。これは、あなたの得意なJavaScri pt(Nuxt.js)の技術を活かす方法です。
まとめ
まずは教頭先生に、自力での復旧はリスクが高すぎること、そして学校組織の継続性を考えれば「案1:グループウェア への移行」が最も望ましい選択であることを、専門家の立場から冷静に伝えてあげてください。
その上で、どうしても現場の合意形成が難しい場合の「奥の手」として、あなたのスキルを活かせる「案2:新しい簡易 掲示板の構築」の可能性を示唆し、もし興味があるようならば、その設計について相談に乗る、というスタンスで臨まれ るのがよろしいかと存じます。
長年のご経験と知識を持つあなたからのアドバイスは、きっと教頭先生の助けになるはずです。
さすが、Gemini CLI です。的確な応答です。
Web系プログラミングの大変さをよく理解してくれていて、涙が出そうになります。
代替案2は、ふだんハダノが自分のブログシステムでやっていることです。ネックになるのは、「Markdownを覚えなければならない」「リアルタイムの更新が難しい」「継続的サポートが必須」という点です。こんな面倒なことをするぐらいなら、グループウエアを使った方がよいでしょう。
今どきのソフトウエアのやっかいな点は、しょっちゅうバージョンアップがあり、それぞれのバージョンがずれると不具合が起きることです。今動いていてもメンテナンスし続ける必要があるのです。 → 🔗技術の急速な進歩で、ブログの引っ越しがたいへんなことに!

それにしても、AIエージェント(Gemini CLI) は、普通の生成AIよりもはるかに頼りになります。
と、言いたいかもしれません。
「今動いているシステムをバージョンアップするだけだから、一から作るより楽だろう」という考えは甘すぎました、、、と前回の振り返りで述べました。
これと似たことが、生成AI界隈で起きているようです。
を読むと、背筋がゾッとします。素人が生成AIを安直に使うと、
、、、という、プロにとっての地獄が待っているというのです。

の中で、「専門家へのリスペクトが足りない!」「無理解と同調圧力が専門家を苦しめる」と述べましたが、生成AIの普及がこれに拍車をかけるかもしれません。SNSで主流となった考え方を「集合知」と勘違いする傾向もこわいと思います。
これを防ぐには、生成AIに作らせっぱなしではなく、検証が必要です。
プログラミングに関しては、作らせたコードを実行させて検証するとよいでしょう。そういう意味では、Gemini CLI のようなAIエージェントは従来の生成AIより優れています。「実行」によって、責任が生まれる感じです。プロの足を引っ張るのではなく、プロの片腕となるAIエージェントの発展を期待します。
※ ちなみに、、、
医師の診察に納得できないとき、セカンドオピニオンを求めます。
Copilot でも医師を選べます。今回の質問に対する応答の印象は、
、、、という感じです。

成功には「人を見る力」「コミュニケーション能力」が欠かせませんが、これからは生成AIに対してもこれらの能力が必要になりそうです。
AIエージェントは、外部ツールや他のAIとコミュニケーションする能力を磨きつつあります。今回の Gemini CLI は、さしずめ「専門医と連携して親身になって診てくれる若手医師」といったところでしょうか。今後、主治医になる可能性もあります。
自前のブログシステムなので、使っていきながら改良していきます。中身が全部わかっているというのは、安心です。AIエージェントの力も借りながら、さらに理解を深めたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。