ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

AIマンガ―9
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AIマンガ―9

🕓 3/6/2026 ↻ 3/21/2026

 AIが高速で進化する中、今までできなかったことができるようになりました。文章生成AIや画像生成AIは、革命的なテクノロジーです。

 生成AI用PCの使い方にも慣れてきたので、だれもが楽しめる作品づくりにチャレンジしてみたいと思います。


 今回お届けするのは……

生成AIとパワポで4コマ漫画「リブート」を作ってみた

さいかい、ははよ…1コマ目

さいかい、ははよ…2コマ目

さいかい、ははよ…3コマ目

さいかい、ははよ…4コマ目

メイキング ~ 基本方針 ~

  • DXやSTEAM教育に役立ちそうな小話を4コマ漫画に
  • ストーリー作成に文章生成AIを活用
  • 画像作成に画像生成AIを活用
  • フォトレタッチソフトで漫符などを追加
  • パワポでセリフを入れて4枚の画像として保存

、、、に従いつつ、「顔を変えて別人として人生をやり直す(リブート)」テーマの整形ドラマに触発されてストーリーを作りました。

 今回は、🔗日曜劇場「リブート」 の弁護士K氏が主役のスピンオフドラマ風にしてみました。


メイキング ~ 画像生成 ~

 「雷親父」の画像生成では、新旧の対比を意識しました。

 昭和の雷親父は、

A bald, bespectacled, grumpy old man wearing a yukata and raising one fist in anger. (……こぶしを突き上げて怒っている雷親父)

 その後の雷親父は、

A lazy, bald old man with glasses is lounging around on the sofa. (……ごろごろ寝転んでいるぐうたら親父)

というプロンプトで生成しました。


「リブート(再起動)」とは?

  • コンピュータの再起動:何らかの問題を解決するためや、システムを更新するためにPCやデバイスを再度立ち上げること
  • フィクション作品のリブート:映画やテレビ番組を新たなストーリーラインで再スタートすること

、、、という二つの意味で使われることが多いようです。 → 🔗英語「reboot」の意味や使い方は?例文を交えて解説

コンピュータの再起動

 このごろはこれにプラスして、

  • 人生のリブート:犯罪や復讐がらみで、身分証偽造や整形で別人になりすまして人生をやり直すこと

という意味でも使われるようです。

 「整形なんかしても親しい人にはバレるでしょ」と思ってしまいますが、さまざまな技術を駆使したり訓練を重ねたりすれば可能かもしれません。


「リブート」など考察系ドラマが人気の理由

によれば、

  • 最近の美容整形ブームで誰もが普通に整形をするようになってきた
  • 数年後にドラマの中で日常化されると、演出のインパクトが薄れる
  • 今はその変わり目と捉えると、整形で人生を変える演出は“旬”だといえる

とのことですが、

  • ドラマやアニメの考察が人気
  • 「整形」テーマは考察に向いている

というのも要因だと考えます。

整形して別人になる男

 🔗「考察する若者たち」(PHP新書) によれば、

  • 考察 = 作者が提示する謎を解くこと
  • 批評 = 作者も把握してない謎を解くこと

であり、

  • 考察:正解があり、報われる
  • 批評:正解がなく、報われない

ということから、「批評」ではなく「考察」を若者は求めるというのです。


リブートして報われたい

 🔗親ガチャ(生まれによって人生が決まる) という考え方だと、「努力しても報われない」とあきらめがちです。これをひっくり返すのが、「整形」です。同じように人生をやり直す(リブート)手段として、

  • 異世界転生
  • 異世界召喚
  • タイムリープ

などがあり、ドラマやアニメで人気の設定になっています。「せめてフィクションの中で報われたい」「12回の中で伏線回収されるから正解がわかる」と「報われ消費」にピッタリなのでしょう。

異世界アニメ

でも、いろいろ議論されています。

 ただ、ハダノが少し気になったのは、ここでも「考察」しようとする人が目立つことです。

 社会現象は、だれか一人の意図で決まるものではありません。したがって、正解を当てにいく「考察」は、客観的なデータをよほど大量に揃えない限り始まりません。あくまでも「批評」なので、「不正解」と断じるのはナンセンスです。また、批評(批判)を非難と混同して反発するのもいかがなものかと思います。

  • 解説 = 基本事項を説明すること

が、考察・批評の前に必要な場合があります。

 専門知識を持っている方の「解説」には、耳を傾けましょう。事実と意見を分けてとらえ、冷静な議論をしましょう。

 結局、「テンプレ異世界もの」は、

  • 基本事項が共通理解されており、「解説」が不要
  • すぐに伏線が張れて、限られた話数での展開や伏線回収がやりやすい
  • 戦闘シーンがあり、海外での売り上げが期待できる

、、、ということのようです。


結婚・子育てというリブートは損か得か?

 「コンピュータの再起動」は、一時的な不具合を解消するだけです。「人生のリブート」もガチャを引き直すだけです。本質的には何も変わりません。異世界に行っても無双できるとは限りません。瞬殺されるかもしれません。損か得かなどわかりません。

 タイパ・コスパ重視の若者にとって、結婚・子育てというリブートが損か得かは微妙かもしれません。結婚をスペック(条件)で判断する風潮をSNS等が強め、さらに躊躇させているように見えます。生得的(本能的)な行動を損得という打算的な考えで制御しようとしても破綻するはずです。ここに、現代の少子化対策の根本的誤りがあるような気がします。

結婚前の男女

 ワインを楽しむ人は、「だれがどういう意図で作ったか」などと考察しません。ただ味わい、たまに批評するだけです。「味わい」に絶対的な正解はありません。「それってあなたの感想ですよね」と論破してきても、「それってあなただけの正解ですよね」と切り返せばいいのです。


 結婚・子育てを前に足踏みしている若者へ

損か得かは微妙でも、人生の味わいは確実に深くなるよ

と言ってあげたいものです。

 たとえ物質的に報われなくても精神的に報われる可能性大なので……


「考察」から「考究」へ リネームを

 いいかげん、正解を求める「報われ消費」を見直しましょう。

 「教え子を受験競争に駆り立ててきた元教員が何を言ってんだ」と叱られそうですが、この世の大部分は正解がありません。「研究の進展で変わるから教科書を丸のみしないように」と教えてきたつもりです。かといって、学ぶことや考えることをやめてほしくもありません。

 「考察」は、ドラマの楽しみを広げる一つの方法ではあります。しかし、親が子のすべては知らないのと同じく、作者も作品のすべては知りません。作者が気づいていない謎もあるのです。実際に考察記事・考察動画をよく見ると、そこには「解説」「考察」「批評」が混在しています。

 そうすると、

  • 解説を受け(基本事項を学び)
  • 考察し(正解を探し)
  • 批評する(正解のない問題を考える)

という一連の行為は、「考察」ではなく「考究」と呼ぶ方がしっくりきそうです。

心を豊かにする考究

 「考究」のためにお金や時間を使うのは、表面的にはコスパ・タイパが悪そうです。それでも「心が豊かになる」面に注目すると、満足度は高まります。これも「人生の味わい」の一つです。 → 🔗【たったそれだけ!?】TVで一度だけ紹介された、突如としてお金には困らなくなってしまった習慣


コンピュータの再起動(リブート)はトラブル解消の第一歩

ハダノ
iPad でピンチ操作ができなくなりました。原因を教えてください。
ChatGPT
🔍 よくある原因とチェックポイント
保護フィルム・画面の汚れ・湿気、ケースの干渉、アクセシビリティ設定・ジェスチャ設定、ケーブル・ハードウェア不具合、
     ::::::
サイト側がズームを禁止している、
     ::::::

と回答がありましたが、どれも的外れです。特に「サイト側がズームを禁止している」は、自分のサイトの設定を見直しても該当しません。

 あれやこれやの末に、

ChatGPT
🔥 ここまでで直らない場合に起こる“OSレベルの不具合”
④ iPadOS のジェスチャーがバグっている(再起動で直る)
iPadOS では、
マルチタッチのジェスチャーが OS 内部で固まる
ことがあり、
「全アプリでピンチが死ぬ」症状が起きます。
→ iPad を再起動すると直ることが非常に多いです。

ということで、再起動しようとしましたが、

ハダノ
再起動しようとしたら、スライドでオフができません。
ChatGPT
🔧 まず試すべき:強制再起動(データは消えません)
iPad Air(ホームボタンなしモデル)の場合:
- 音量ボタン(上)を一度押す
- 音量ボタン(下)を一度押す
- 電源ボタン(トップボタン)を長押しし続ける(10〜15秒)
画面が真っ黒になり、Appleロゴが出れば成功です。
※スライド操作ができなくても、この方法なら必ず再起動できます。

、、、これで無事に再起動でき、不具合も解消しました。


 Windows11 PC の場合でも、

  • リモートデスクトップ接続できない
  • デスクトップ画面がおかしい
  • 画像表示トラブル

、、、などで、「とりあえず再起動」は有効でした。

再起動に成功したPC

 特に、「ここに画像を表示することはできません」という知人の不具合に電話対応したとき、

  • フォトアプリの修復・リセット・再インストール

を生成AIは勧めてきましたが、電話だと難しいので「再起動してください」とお願いしました。

 「マウス操作では再起動できない」状態だったため、「電源OFF → 電源ON」をしたようですが、これは「再起動とは違う」操作です。シャットダウン直前の(悪い)状態が復元されがちです。

[Windows] + [X] → [U] → [R] の順に押す

というキーボード操作を伝えたところ、無事に再起動でリセットされて正常な状態になりました。


【まとめ】リブートしても本質は変わらないが、きっかけにはなる

からわかるように、リブートしても本質は変わりません。

 ただ、状況をリセットして次に進むきっかけにはなりそうです。

リブートはきっかけ

 🔗前の記事「さいかい、ははよ…」 の最後に述べた、

  • なぜ怒りを煽る記事が拡散しやすいのか
  • それが民主主義と報道の自由をどう蝕むか
  • 「すぐ役立つ情報」より、「じわじわ効いて人生や仕事の判断軸を変える文章」の価値を、あえて言語化していく

について、🔗「考察する若者たち」(PHP新書) は、新しい視点を与えてくれました。

  • プラットフォームアルゴリズムによって最大公約数的な正解が提示され、報われる
  • 令和のヒットコンテンツは、すべてアルゴリズムから生まれた
  • 「アルゴリズムが人々の思考を過激化させた」は間違い
  • もともと過激な物語を欲するユーザー自身が選び取っている
  • エコーチェンバー現象は誇張されている
  • アルゴリズムによってフラット化され、タテ関係からヨコ関係(界隈)へと変わった
  • 界隈ごとのスターは生まれるが、皆が知るスターは生まれづらい
  • 界隈を超えて冒険することは、エンタメになりうる
  • 報われ度を上げてくれる生成AIは、考察文化と相性が良い

、、、実に興味深いのですが、いちばんおもしろいのが、著者の三宅香帆さんの談話です。

 彼女は、この本を若者「批評」として書いたのに、世間から「考察」と受け止められたのが最大の誤算だった……というのです。

 ソフトウェアもドラマも本も作り手のもとを離れて独り歩きすることがあるものなんでしょう。これも「人生の味わい」ですね。

 これからも、いろんなことを「考究」していきたいと思います。



※ 大人気の三宅香帆さんの本です。
さすが文芸評論家らしく、「こういうとらえ方もあるのか」と感心させられる評論を展開しています。
ハダノにとっては「批判的思考」の参考書的な存在です。

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教育DXブログの著者: ハダノ
ハダノ顔 Q大理学部生物学科数理生物学研究室にて分子進化学権威の宮田隆氏のもとFORTRANでDNA解析に没頭。F社のSEに内定していたが、科学のおもしろさを教えるため中学校理科教員を選択。
 新任のころから、「答えのない問題を追求させたい」「団結力と文化的な力を集団づくりで」「教育研究をもっと科学的に」「教育の情報化が必要」「チョーク&トークの注入式授業からアクティブラーニングへ」「教科横断的なSTEAM教育で生涯学習・SDGsへ」という思いを持ちつつ、4市10校にて勤務。
 9年間の教頭時代、さまざまな不条理・矛盾に悩み、ICTによる働き方改革を推進。2021年3月定年退職。「特定の学校だけでなく、広く人材育成を」「日本陥没をDXで食い止めたい」「元教員の自分にできることを」と、教育DX研究の道へ。
 おおいたAIテクノロジーセンター会員。デジタル人材育成学会・日本STEM教育学会・日本情報教育学会・データサイエンティスト協会・日本RPA協会の会員。JDLA G検定 2022 #1 合格者。
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