ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ
AIが高速で進化する中、今までできなかったことができるようになりました。文章生成AIや画像生成AIは、革命的なテクノロジーです。
生成AI用PCの使い方にも慣れてきたので、だれもが楽しめる作品づくりにチャレンジしてみたいと思います。
今回お届けするのは……
、、、に従い、最近のできごとをもとに作りました。
今回も、文章生成AIに話のバリエーションを提案させてみましたが、やはり「実話は強い」と確認しました。
画像生成では、「体操服で雑魚寝する中学生たち」が出にくく、
Dark-haired junior high school students in gym clothes sleeping together on the tatami mats of a ryokan.
というプロンプトを基本に生成しました。
今どきはホテルの個室で私服かもしれませんが、20年前までは旅館の畳に布団を敷いて数人で雑魚寝していました。
性別を指定しないと女子になるのはいつものことです。
この4コマは、「労働者の無駄遣いと使い捨て」についての記事がきっかけです。まともに睡眠をとれずボロボロになっていくのは、極めて異常です。
で、筑波大の柳沢教授は「日本人の睡眠についての考えは世界に比べて周回遅れ。睡眠を専門とする医師も足りていない」「睡眠時間をあらかじめ確保したうえで、仕事や趣味の時間を考えてほしい」と話しています。
もちろん、労働者が気をつけるだけでは無理で、経営の問題や業界の構造的な問題も考える必要があります。
IT業界を例にとると、日経コンピュータ編集長の木村岳史氏は、
など、業界の問題に鋭く斬りこんでいます。
ざっとまとめると、
、、、という感じです。
IT業界以外でも同じようなことがあるようです。 → 🔗「非正規雇用」が増加傾向にあるらしいけど、割合ってどれくらい?非正規雇用の増加がもたらす経済的影響も解説
いずれにしても、DXに向けた内製化や人材育成よりも勤勉さや手間暇かけることがやたらと賛美される人海戦術をとっている限り、衰退は続くでしょう。
などという最悪のシナリオだけは何としても避けたいものです。 → 🔗大分 “半年間休みなし” 死亡のコンビニ店長男性に労災認定
「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。 健康経営は、日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。
、、、と、🔗経済産業省 は定義しています。
見せかけの「働き方改革」で労働時間だけ削減しても、仕事の質・生活の質が低下しては意味がありません。健康経営に熱心に取り組んでいる企業では、
を柱として、さまざまな工夫をしているようです。
難しいのは、心身の状態の可視化です。ストレスや職場外の身体項目は自己申告頼みとなり、客観性に乏しいものとなりがちです。教員も生徒に 家庭学習・読書・睡眠 の時間を書かせることがありますが、正しいかどうか確かめようがありません。やらされる側にとっては、面倒くさいばかりです。
この問題はデジタル機器で解決できます。
によれば、法人向けに15万台以上売れているようです。健康な人を置き去りにせず、全従業員の健康を支援できるツールとして活用が広がっています。 → 🔗中部電力が社員1万4000人にFitbit配布、健康増進だけじゃない意外な効果とは
実は、ハダノも2022年10月からずっと 🔗Fitbit Sense 2 を使っています。
心身の健康に関するセンサーが充実していて、画面が大きく、軽く、バッテリーが長持ちするスマートウォッチです。
専用のFitbitアプリで、今の自分の睡眠や運動のデータを見ることができます。
睡眠中は意識がないので、自動でここまで詳しく計測されるのは助かります。
過去の日付のデータも見ることができます。
ハダノが通っていたO高校では体力づくりのため、全生徒に毎日心拍数を記録させていました。Fitbitでこれほど詳細に心拍数が記録されるとは思わず、ちょっと感動しました。運動の目安になるのはもちろん、ストレス&マインドフルネスにも活用されています。
これまで、どうしても長続きしなかったマインドフルネスが、Fitbitのおかげで習慣化できました。
各項目とも、週間・月間・年間のデータを確認できます。3月の中ごろ睡眠時間が落ち込んでいるのは、🔗確定申告支援 で忙しかったためです。
修学旅行の指導で悩むのが、「就寝」です。ワンオペ育児をしている人々が、「梅雨時は、子どもを寝かしつけるのに苦労する」というのが痛いほどわかります。
「昼活動し、夜は寝る」という目標をかかげさせ、さまざまな自治活動に取り組ませます。見学地に関する学習や宿舎レク・バスレク・見学地での合唱などの文化活動に力を入れます。生徒たちがガイドに質問を浴びせ続けたり、レクで白熱したり、就寝時刻ぎりぎりまでしおりの記録にいそしみ、バタンキュー……という年もありました。
それでも、環境が変わるとなかなか眠れないのは、大人も子どもも同じです。
「そもそも睡眠とは何なのか」とハダノは考えてきましたが、とてもおもしろい本に出会いました。🔗「睡眠の起源(講談社現代新書)」 を読むと、
と、ワクワクが止まりません。通説に惑わされず、科学的に考えていきたいと思います。そして、エビデンスにもとづいた教育や健康経営を提唱できたらと願います。