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これらのキーワードを目にすることが増えています。新しいテクノロジーを生かすためには、「社会実装」を進める必要があります。日々の暮らしに役立てられてこそ意味があるとの思いで、情報発信しています。
今回お届けするのは……
花瓶や電気製品の水漏れ防止に防水材を試してみた
・🔗思い出の食器を「ハイパー金継ぎ」でよみがえらせてみた
のやり方で、花瓶を修理しました。
焼成後、水を入れてみたところ
、、、水漏れしてしまいました。
破片A・破片Bの接着が完璧でも、その下のひび割れ部分はどうにもならなかったようです。再び完全に割って接着し直すわけにもいきません。かすかな隙間なのに、実にやっかいです。
防水材で花瓶の水漏れを直してみた
元々、伝統的な「金継ぎ」は花瓶修理には向いていません。うるしの耐水性には限界があるからです。「ハイパー金継ぎ」は優れた耐水性を持ちますが、かすかな隙間を完全にふさぐのは難しいとわかりました。
しかし、花瓶は人体への安全性を考えなくてすみます。「防水コーティングすればいけるかも?」と思いつきました。
ついでに、電動シェーバーの修理にも挑戦してみることにしました。
- 🔗「パジコ 水性防水材 ツヤあり」を紙コップなどに少量取り分けます。
- 水彩筆(100均の3本セットが便利)で、花瓶の亀裂付近の内側→外側に防水材を塗ります。
- 「1時間乾かして塗る」をあと2回繰り返します。
- 1時間乾かしたあと、フリーザーバッグに乾燥剤と同封して24時間乾燥させます。
防水処理前は、半分ぐらい水を入れたら複数個所からしみ出ていました。
防水処理後は、満杯に水を入れても何日も変化ありません。防水材は白い液体ですが、乾くと透明になり目立ちません。
電動シェーバーのバッテリーが弱ったので修理してみた
ハダノはずっと電動シェーバー派です。🔗パナソニック ES-LT7A を6年以上愛用しています。
先月あたりから、充電の減りが早くなりました。100%充電したはずなのに、1分以上使っていると 80・60・40% をすっとばして 20% 表示になってすぐに止まってしまいます。
メーカーにバッテリー交換を依頼すると七千円かかるので、「新しいのに買い替えようか」とも考えました。素人が分解修理すると、付属洗浄機を使うときなど防水性が心配です。
それでも、交換バッテリー自体は数百円で入手できるので、ダメモトでやってみることにしました。→ 🔗バッテリーの品番は ESLV9XL2507
- 裏面末尾のネジ(0番+)をゆるめます。
- 品番などが書かれた部分だけを末尾へスライドさせてはずします。
- グリップの黒いカバーを外側に開きながら少し持ち上げます。
- 3つの充電端子が抜けるまで持ち上げ、末尾方向へ引きぬきます。
- グリップカバーをはずすとバッテリーカバーが現れるので、6本のネジをゆるめてはずします。
- バッテリーカバーには防水のためのOリングが取り付けられているので、細い筆で防水材を薄く塗っておきます。
- 古い青色バッテリーを持ち上げてはずし、新しい白色バッテリーを末尾が+になるようにはめます。
- 1時間たって防水材が乾いたら、バッテリーカバーをはめます。
- 元通り組み立てて、充電します。
新品同様の使い心地になりました。洗浄機を使っても大丈夫のようです。Oリングを交換しなくても、防水材の被膜が防いでくれると期待しています。
※ このようなユーザーによるバッテリー交換は、あくまでも自己責任でお願いします。
【まとめ】防水材は花瓶や電気製品の水漏れ防止に役立つ!
目に見えない隙間からも水は侵入します。防水コーティングすれば解決できるかもしれません。
防水スプレーという選択肢もありますが、狙った場所だけをコーティングするのは難しそうです。万が一吸い込むと有害です。
今回使った🔗「防水材」は、水性なのに乾くと水に強くなるので理想的です。🔗「ハイパー金継ぎ」と同じように、エコ(エコロジー&エコノミー)に役立つと思います。こんな良いものがなんで広まっていないのか不思議です。
十分な検証はまだですが、「捨てるしかない」とあきらめる前に試す価値はあるとテクノロじいやは思います。
※ 表面に塗るだけで、防水効果を発揮。 無臭・無害で、「接着性」「弾性」といった特性もあり、幅広く使用できます。
少量でかなり塗れ、使いやすいと思います。
花瓶修理がきっかけでこの防水材に出会えてラッキーでした。
※ 発売から何年たっても人気のシェーバーです。
高いひげそり性能に加え、付属の自動洗浄機が便利でハダノは気に入っています。
ES-L380D が後継機種のようです。
※ Panasonicシェーバー用のバッテリーです。
店頭販売されていないようですが、ネットの口コミで悪い評価は見かけないので大丈夫そうです。
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教育DXブログの著者: ハダノ
Q大理学部生物学科数理生物学研究室にて分子進化学権威の宮田隆氏のもとFORTRANでDNA解析に没頭。F社のSEに内定していたが、科学のおもしろさを教えるため中学校理科教員を選択。
新任のころから、「答えのない問題を追求させたい」「団結力と文化的な力を集団づくりで」「教育研究をもっと科学的に」「教育の情報化が必要」「チョーク&トークの注入式授業からアクティブラーニングへ」「教科横断的なSTEAM教育で生涯学習・SDGsへ」という思いを持ちつつ、4市10校にて勤務。
9年間の教頭時代、さまざまな不条理・矛盾に悩み、ICTによる働き方改革を推進。2021年3月定年退職。「特定の学校だけでなく、広く人材育成を」「日本陥没をDXで食い止めたい」「元教員の自分にできることを」と、教育DX研究の道へ。
おおいたAIテクノロジーセンター会員。デジタル人材育成学会・日本STEM教育学会・日本情報教育学会・データサイエンティスト協会・日本RPA協会の会員。JDLA G検定 2022 #1 合格者。