ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

ICTあるある―10「画像を印刷したらつぶれる」
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ICTあるある―10「画像を印刷したらつぶれる」

🕓 8/7/2026 ↻ 8/14/2026

 「ICT活用で教職員の働き方改革というけれど、忙しすぎて覚える時間がない」という笑えない実態が学校現場にあります。落ち込んでいても仕方ないので、あえて笑い話にしてみたのが「ICTあるある」です。


 今回お届けするのは……

印刷しやすいシンプル線画イラストを生成してみた


 技術の進歩により、印刷はカラー化・高解像度化・高速化されてきました。しかし、コストの関係でまだ 🔗輪転機(印刷機) が主役の学校が多いと思います。

 教頭時代、よく家庭向け文書を作って配布しました。「イノシシが出たので注意してください」という文字なら問題ありませんが、写真を入れようとすると、、、

イノシシ写真を印刷するとにじんでつぶれる

、、、インクがにじんでつぶれてしまい、「四つ足の何かがいる?」となってしまいます。

 これは、何とかしなければいけません。


印刷つぶれを防ぐには?

 印刷つぶれを防ぐには、画像の濃さを減らす必要があります。ただ、そのまま明度を上げると形がはっきりしなくなるので、工夫が必要です。

 現役時代のハダノは、「網点処理(ハーフトーン)」と「ベクトル化」を使い分けてしのいできました。

イノシシ写真を網点処理・ベクトル化

 今なら、画像生成AIのパワーで解決できそうです。


krea-2 で ファンシーなシンプル線画イラストを

の「krea-2 で LLMuse を使ってみた!」のシステムプロンプトを改良し、出力を1~2文にまとめるようにしました。

”空き地に現れた1頭のイノシシをファンシーなシンプル線画イラストにしたもの”

を入力して Run LLM すると、

イノシシのファンシーなシンプル線画イラスト

となります。入力する日本語文を少し変えると、絵のテイストがけっこう変わります。

 元写真をもとに生成する img2img で同じことをすると、

イノシシ写真をファンシーなシンプル線画イラスト化

と、いい感じになります(Denoising strength: 0.55)。Denoising strength を上げるほど、野性味が薄れてかわいらしいブタに近づくので、この数値の設定がポイントです。

※ ちなみに元写真は、先月末ハダノが自宅横の空き地に現れたイノシシを撮影したものです。田舎に住んでいると、サルやタヌキやシカと出会うこともあります。


シンプル線画イラストのスタイル確立

 調子に乗って、「フクロウのカップル」のファンシーなイラスト生成をいろいろ試してみました。

フクロウのカップルのファンシーなイラスト

 LLMuse に入力する文を少しずつ変えてみた結果、

”~をファンシーなシンプル線画イラスト(均一で整った細い黒の線画風ライン、フラットでシンプルな形、ホワイト背景、やわらかなパステルカラーの部分着彩、温かみのある優しい雰囲気)にしたもの”

に落ち着きました。

 縦横比を変えて、同じスタイルの日付も入れると、

フクロウのカップルのファンシーなシンプル線画イラスト

と、そのまま印刷物に使えそうな仕上がりです。


【まとめ】プロンプト出力の工夫で、印刷しやすいシンプル線画イラスト生成ができる

 画面映えする画像でも、印刷するとガッカリ……というのは、よくあることだと思います。

 シンプル線画イラストを生成すれば、

  • 印刷つぶれしにくい
  • 文章と合わせやすい
  • 紙面が明るくなる
  • インク消費量を抑えられる

というメリットが生まれます。

 同じ画像生成AIモデルでも、スタイルの指定によって全く異なるテイストの画像が生成されます。

 コストの関係であきらめていた問題も、プロンプト出力の工夫で突破できそうです。

 「生成AIは奥が深い」と今更ながら思います。

人々を幸せにする魔法老師のファンシーイラスト

老魔は一日にして成らず

を忘れずに精進していきます。


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教育DXブログの著者: ハダノ
ハダノ顔 Q大理学部生物学科数理生物学研究室にて分子進化学権威の宮田隆氏のもとFORTRANでDNA解析に没頭。F社のSEに内定していたが、科学のおもしろさを教えるため中学校理科教員を選択。
 新任のころから、「答えのない問題を追求させたい」「団結力と文化的な力を集団づくりで」「教育研究をもっと科学的に」「教育の情報化が必要」「チョーク&トークの注入式授業からアクティブラーニングへ」「教科横断的なSTEAM教育で生涯学習・SDGsへ」という思いを持ちつつ、4市10校にて勤務。
 9年間の教頭時代、さまざまな不条理・矛盾に悩み、ICTによる働き方改革を推進。2021年3月定年退職。「特定の学校だけでなく、広く人材育成を」「日本陥没をDXで食い止めたい」「元教員の自分にできることを」と、教育DX研究の道へ。
 おおいたAIテクノロジーセンター会員。デジタル人材育成学会・日本STEM教育学会・日本情報教育学会・データサイエンティスト協会・日本RPA協会の会員。JDLA G検定 2022 #1 合格者。
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