ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

AIマンガ―11
イノベーションAICGDX推進マネジメントキャリア教育思考法

AIマンガ―11

🕓 6/7/2026 ↻ 6/22/2026

 AIが高速で進化する中、今までできなかったことができるようになりました。文章生成AIや画像生成AIは、革命的なテクノロジーです。

 生成AI用PCの使い方にも慣れてきたので、だれもが楽しめる作品づくりにチャレンジしてみたいと思います。


 今回お届けするのは……

生成AIとパワポで4コマ漫画「デッドロック」を作ってみた

桜ツアー1コマ目

桜ツアー2コマ目

桜ツアー3コマ目

桜ツアー4コマ目

メイキング ~ 基本方針 ~

  • DXやSTEAM教育に役立ちそうな小話を4コマ漫画に
  • ストーリー作成に文章生成AIを活用
  • 画像作成に画像生成AIを活用
  • フォトレタッチソフトで漫符などを追加
  • パワポでセリフを入れて4枚の画像として保存

、、、に従い、最近思ったことをもとに作りました。

 ストーリー作成には使っていませんが、画像のプロンプト案や考察に、文章生成AI(Copilot,Gemini)を使いまくっています。

 「詰んだ~」と叫びたくなるのは、日本の若者だけではありません。来日した外国人が出くわすデッドロック(手詰まり)を表現してみました。


メイキング ~ 画像生成 ~

 1コマ目は、

a young, blonde American man is excited to come to Japan, his dream country, get a bank account and a smartphone, and start working.

 2コマ目は、

a young, blonde American man is surprised when he arrives in Tokyo, and receives an explanation from a dark-haired female bank employee wearing a modern business suit about opening a bank account at the counter of a major bank.

 3コマ目は、

a young blonde American man is shocked when a black-haired female employee wearing a navy blue blazer explains smartphone contracts at a mobile phone shop counter in Tokyo.

 4コマ目は、

a young, blonde American man with X-shaped eyes has come to Tokyo and is feeling lost and stuck, crossed eyes, ouch, chibi, funny expression

というプロンプトで生成しました。

 会話シーンでは吹き出しが出やすいので、ネガティブプロンプトとして

speech bubble, thought bubble, text, word, label, comic, manga

も使ってみました。


デッドロック状態のヘビ

デッドロックとは?

 🔗IT用語辞典 によれば、

  • デッドロック【deadlock】とは、行き詰まり、手詰まり、膠着状態などの意味を持つ英単語。ITの分野では、複数の実行中のプログラムなどが互いに他のプログラムの結果待ちとなり、待機状態に入ったまま動かなくなる現象を指す。

、、、ということです。

 4コマ漫画で描いたように、

  • 日本で新生活を始める外国人が、「銀行口座を作るには日本の携帯電話番号が必要」だが「スマホを契約するには日本の銀行口座が必要」という、いわゆる「鶏と卵(デッドロック)」の状況に陥るケースは非常に多く、深刻な問題となっています。

日本での「銀行口座 × スマホ」デッドロックを解消するには?

 正しい順番例外的に使える選択肢 を押さえれば、突破できるようです。

❗よくある失敗と回避策

  • ❌ いきなり大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)に行く

→ 銀行口座・クレカ・日本の電話番号が必要で門前払いになりやすい

  • ❌ 銀行にスマホ番号を求められて詰む

→ ゆうちょ銀行や新生銀行なら番号なしで相談可能

  • ❌ 住所未登録のまま口座開設を試みる

→ 住民票登録が最優先(ホテル住所では不可のことが多い)

「銀行口座 × スマホ」デッドロック

🧭成功率が高い順番

  1. コンビニでプリペイドSIMかデータ専用SIMを買う(パスポートだけでOK)
  • これで「日本の電話番号がないと登録できないサービス」を回避できる
  1. 銀行口座を作る(外国人に優しい銀行を選ぶ)
  • ゆうちょ銀行・新生銀行・楽天銀行なら外国人でも開設しやすい
  1. 携帯ショップで正式な音声SIMを契約(銀行口座振替)
  • これで「090/080/070番号」が取得でき、普通に日本のサービスが使えるようになる

、、、つまり、「仮の電話番号 → 銀行口座 → 正式な電話番号」の順に取得すれば、突破できるのです。


日本人が日常で陥るデッドロックの例

 日本社会のデッドロックは「本人確認・手続き・責任の所在」が循環参照になって動けなくなる構造が原因で、これは外国人だけでなく日本人自身も日常的に経験しています。

  1. 就職活動:経験がないと採用されない/採用されないと経験が積めない
  2. 資格取得:実務経験が必要/実務経験を積むには資格が必要
  3. 子育て:保育園に入れないと働けない/働いていないと保育園に入れない
  4. 住居:保証人がいないと家を借りられない/家がないと保証人を頼めない
  5. 行政手続き:書類がないと手続きできない/手続きしないと書類が発行されない
  6. 大学・研究:研究実績がないと採用されない/採用されないと研究実績が作れない
  7. メンタルヘルス:休職しないと回復できない/休職すると復帰が難しい

、、、これらのデッドロックは単なる制度の問題ではなく、文化・価値観・組織構造の問題であると考えられます。

子育てデッドロック

特に:

  • 「失敗を許容しない文化」
  • 「初期条件が厳しすぎる制度」
  • 「例外処理ができない組織」

これらが絡み合うと、“真面目に生きている人ほど動けなくなる社会” が生まれてしまうでしょう。


DXでデッドロックを解消!?

 単にデジタル化するだけでは逆にデッドロックを強化してしまうため、文化のクセを理解したうえでDXを設計することが不可欠です。

DXでデッドロックを解消
  1. 責任回避文化を壊すには、透明性を“自動で”確保する
  • 誰が何をしたか自動記録
  • 判断理由の可視化
  • 手続きの進捗トラッキング

→ 「責任が取れないから動けない」を「透明だから動ける」に変える。

  1. 属人的な信用モデルを壊すには、デジタル信用スコアを導入する
  • 行動履歴
  • 支払い履歴
  • コミュニティ貢献度
  • 本人確認のデジタル化
  • 学習履歴(eポートフォリオ、スキル証明のデジタルバッジ、学習ログの蓄積)

→ 保証人・コネ・属人的判断から解放され、「実際の学習・実践」を信用の基盤にできる。

  1. 初期条件の厳しさを壊すには、“入口を複数化”する
  • 本人確認の複数手段
  • 資格の代替証明
  • 経験の代替評価
  • 住所・電話番号の代替手段
  • 事前登録・仮登録の仕組み

→ 入口が1つしかない状態(=デッドロック)を回避。

  1. 「前例主義」を壊すには、例外処理を“仕組みとして”組み込む
  • 例外申請フォーム
  • 例外承認フローの自動化
  • 例外理由のデータ蓄積 → 次の制度改善へ

→ 「前例がないからできない」を「例外フローで処理できる」に変える。

  1. 例外処理の弱さを壊すには、プロセスを“分解”して再設計する
  • A→B→Cの直列依存をやめ
  • A・B・Cを独立モジュールに分解
  • 必要な順序だけAPIで接続し、手続きの循環参照を断ち切る

→ 「AがないとBができない」を根本から解消。


【まとめ】DXで文化の弱点を補完し、デッドロックを解消しよう!

 日本文化にはよさもあります。

  • 丁寧さ
  • 誠実さ
  • 責任感
  • コミュニティの結束
  • 品質へのこだわり

、、、これらを壊す必要はありません。

日本文化のよさ

 壊すべきは、「構造的デッドロックを生む部分」だけです。

 DXの本質は、

文化の弱点を仕組みで補完し、強みを最大化すること

ではないでしょうか。

 みんなで知恵と力を出し合い、DXで文化の弱点を補完し、デッドロックを解消したいものです。

DXでデッドロックを解消

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教育DXブログの著者: ハダノ
ハダノ顔 Q大理学部生物学科数理生物学研究室にて分子進化学権威の宮田隆氏のもとFORTRANでDNA解析に没頭。F社のSEに内定していたが、科学のおもしろさを教えるため中学校理科教員を選択。
 新任のころから、「答えのない問題を追求させたい」「団結力と文化的な力を集団づくりで」「教育研究をもっと科学的に」「教育の情報化が必要」「チョーク&トークの注入式授業からアクティブラーニングへ」「教科横断的なSTEAM教育で生涯学習・SDGsへ」という思いを持ちつつ、4市10校にて勤務。
 9年間の教頭時代、さまざまな不条理・矛盾に悩み、ICTによる働き方改革を推進。2021年3月定年退職。「特定の学校だけでなく、広く人材育成を」「日本陥没をDXで食い止めたい」「元教員の自分にできることを」と、教育DX研究の道へ。
 おおいたAIテクノロジーセンター会員。デジタル人材育成学会・日本STEM教育学会・日本情報教育学会・データサイエンティスト協会・日本RPA協会の会員。JDLA G検定 2022 #1 合格者。
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