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これらのキーワードを目にすることが増えています。新しいテクノロジーを生かすためには、「社会実装」を進める必要があります。日々の暮らしに役立てられてこそ意味があるとの思いで、情報発信しています。
今回お届けするのは……
思い出の食器を「ハイパー金継ぎ」でよみがえらせてみた
技術・家庭科は、1989年度の学習指導要領改訂以降、男女共修の科目となっています。それ以前は、男子は技術科、女子は家庭科を習っていました。
家事のうち家庭科分野が苦手なハダノは、技術科分野で貢献しようと努めてきました。物が壊れたときなどは出番です。
修理に必要な工具や接着剤などには詳しくなりましたが、難しいのが食器です。強度はもちろん水分や熱に耐え、口に触れても安全であることが必要です。
「金継ぎ」についてAIに聞いてみた
日本の伝統工芸「金継ぎ」は優れた技法のようですが、素人にはハードルが高くおいそれと手が出ません。そこで、なんとかならないか Copilot に聞いてみることにしました。
思い入れのあるコーヒーカップが割れてしまったので、修理して使いたいと思います。
日本の伝統技法である金継ぎの利点と欠点を教えてください。
金継ぎ(きんつぎ)は、日本の伝統的な修理技法の一つで、金属を接合する方法です。以下にその利点と欠点をまとめました:
利点
- 耐久性: 金継ぎは非常に強固な接合を作り出します。修理された部分は元の強度を保ち、長期間使用できます。
- 美観: 金継ぎは見た目も美しく、特に伝統的な工芸品や文化財の修理に適しています。
- 再利用可能: 修理されたアイテムは再び使用できるため、リサイクルにも貢献します。
欠点
- 専門技術が必要: 金継ぎは高い技術を要するため、専門の職人が必要です。自分で修理するのは難しいかもしれません。
- 時間とコスト: 金継ぎは手間がかかるため、修理に時間がかかり、コストも高くなることがあります。
- 素材の制約: 金継ぎは金属同士の接合に適しており、他の素材との接合は難しい場合があります。
コーヒーカップの修理には、金継ぎが適しているかどうかを考える必要があります。もし専門の修理職人に依頼するのであれば、信頼できる職人を選ぶことが大切です。どう思いますか?
これはひどいと思ったので、訂正を迫りました。
「金属を接合する方法」というのは誤っています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E7%B6%99%E3%81%8E
を参考にして、もう一度答えてください。
申し訳ありません、誤解を招いたかもしれません。もう一度説明しますね。
「金継ぎ」とは、金属を接合する方法の一つで、金属の端を溶かして接合する技術です。この方法は、特に金属の接合部が強度を保ち、耐久性が高いという利点があります。しかし、高温で作業するため、専門的な技術と機器が必要です。
もし他に知りたいことがあれば、教えてくださいね。
あいかわらず「溶接」と取り違えています。Wikipedia のリンクも渡したのに見ちゃあいません。
上記Wikipediaによれば、
『金継ぎ(きんつぎ)は金継ぎ師によって陶磁器の破損部分を漆を用いて修繕する技法であり、古来から行われる日本の伝統工芸の一つである。古くは金繕い(きんつくろい)とも言われた。』
となっているので、「金属を接合する方法の一つで、金属の端を溶かして接合する技術です」は完全な誤りです。
誤りを認めて、もう一度、コーヒーカップの修理に金継ぎを用いる利点と欠点を教えてください。
申し訳ありませんでした。金継ぎについての説明が誤っていましたので、訂正いたします。
金継ぎとは
金継ぎ(きんつぎ)は、陶磁器の破損部分を漆を用いて修繕し、修繕箇所に金粉、銀粉、または他の金属粉を施す日本の伝統工芸です。これにより、単なる修理ではなく、器の新たな美しさを生み出します。
利点
- 美的価値の向上: 修繕箇所が金や銀で装飾され、美しいデザインの一部として蘇ります。
- 持続可能性: 捨てるのではなく修理して再利用することで、持続可能な生活をサポートします。
- 歴史と物語: 修理された器には、過去の出来事や思い出が刻まれ、新たな物語を持つことができます。
- ユニークな仕上がり: 各修繕は一つとして同じものがないため、個々の器が特別な存在となります。
欠点
- 高コスト: 手作業で行われるため、時間とコストがかかることが多いです。
- 専門技術の必要性: 美しく仕上げるためには高度な技術が求められます。
- 時間がかかる: 漆の乾燥には時間がかかるため、修繕にはある程度の時間が必要です。
コーヒーカップを金継ぎで修理することで、単に機能を回復するだけでなく、新たな美しさと価値が加わります。これを機に、金継ぎの魅力を感じてみてください。
「金継ぎ」にかわる技法はないかAIに聞いてみた
金継ぎは、金属粉を施すので、「電子レンジが使えなくなる」という欠点もありますね。
飲み物を入れて温めて飲むことを想定しているので、
- 電子レンジ使用可
- 身体にとって安全
- 耐熱性が高い
- 耐水性がある
- 強度が高い
- 時間、コスト、高度な技術が不要
などの条件を満たす代替手段をランキング形式で3つ提案してください。
もちろんです!以下は、電子レンジ使用可で安全で耐熱性・耐水性・強度が高く、時間、コスト、高度な技術が不要な飲み物を温めるための代替手段のランキングです:
- 電気ケトル
- 電気ポット
- ボトルウォーターヒーター
これらの方法は、飲み物を安全に温めるために便利であり、金継ぎの欠点を補うことができます。どれが一番気になりますか?
「あなたの回答がいちばん気になります!」と返したくなりますね。金継ぎの代替手段を聞いたのに、電子レンジの代替手段を答えるとは、文脈理解がまだまだです。どれも電子レンジに入れられないものばかりでしょ。
飲み物を安全に温める手段を聞いているのではありません。
割れたコーヒーカップを修理する方法として金継ぎ以外の方法を聞いているのです。
なるほど、割れたコーヒーカップを修理する方法を探しているんですね。金継ぎ以外にもいくつかの方法があります。例えば:
- エポキシ樹脂や接着剤を使う方法:カップの破片を接着するために、強力なエポキシ樹脂や接着剤を使用します。これにより、カップが再び一体化されます。
- ホットメルト接着剤を使う方法:ホットメルト接着剤は、高温で溶けて冷えると強固になる接着剤です。これを使って破片を接着することができます。
- エナメルペイントを使う方法:カップの破片を接着した後、エナメルペイントを使って修復部分を塗り、見た目を整えます。
どの方法が一番適しているかは、破片の大きさや形によります。どの方法を試してみたいですか?
- 電子レンジ使用可
- 身体にとって安全
- 耐熱性が高い
- 耐水性がある
- 強度が高い
- 時間、コスト、高度な技術が不要
などの条件を満たす金継ぎの代替手段をランキング形式で3つ提案してください。
ホットメルト接着剤は、耐熱性がないからダメですよね。ほかの手段も飲み物に有害物質が溶け出したりしませんか?
ふちの部分が1センチ四方欠けたコーヒーカップの場合で考えてください。
了解しました。以下の条件を満たす金継ぎの代替手段をランキング形式で3つ提案します:
- セラミック接着剤
…… 短時間で接着可能、コストも比較的低く、技術も特別なものは不要
- 食品安全シリコーンシーラント
…… 乾燥に少し時間がかかるが、コストは低く、使用は簡単
- フードグレードエポキシ樹脂
…… 乾燥に時間がかかることもあるが、高度な技術は不要、コストも中程度
以上の代替手段を用いることで、電子レンジ使用可であり、身体に安全で強度の高い修理が可能です。特にセラミック接着剤は、手軽に使えて耐久性も高いので、おすすめです。これらの方法で、お気に入りのコーヒーカップが再び活用できることを願っています!
たどりついた代替手段、題して「ハイパー金継ぎ」
■ 使用する道具
■ 割れた食器の修理手順
- 直したい陶器などの破片を集めて仮組みし、どのピースがどこにはまるのかを確認します。
- いったんばらしてからタイトボンドを破片の断面(双方)に塗っていきます。
- すべての破片の断面にタイトボンドを塗り終わったら、すぐに貼り合わせず、8分待ちます。
- 8分たったら好きな破片から素手で貼り合わせていき、納得いくまで微調整し、全てを組み上げます。
- 組み上げて15分たったら、大きくはみ出たタイトボンドを爪楊枝を使って取り除きます。
- 24時間乾燥させたら、薄くこびりついたタイトボンドやわずかなはみ出しをスポンジやドライバーなどで取り除きます。
- ゴールドライナーの先端から絵の具を絞り出して、亀裂面に沿って直接塗っていきます。
- 塗り終わったら、1時間表面を乾かしたあと、フリーザーバッグに乾燥剤と同封して24時間乾燥させます。
- オーブンに入れて余熱無し150℃で35分焼成します。
- 扉を閉めたまま常温に戻るまで2時間以上放置してから、取り出します。
※ 8.(乾燥)と 10.(自然冷却)が不十分だと割れたりして失敗に終わるようです。
■ この技法の利点
- 電子レンジ使用可
- 身体にとって安全(FDA、APマーク)
- 耐熱性が高い
- 耐水性がある
- 強度が高い
- 時間は3日以内
- コストは約2千円(たっぷり使える)
- 高度な技術が不要(焼成前ならやり直せる)
- 作業が楽しい
- 破断面が滑らかになる(ゴールドライナーがふくらむため)
- 金色に美しく仕上がる
- たわしでこすってもはげない
【まとめ】エコな「ハイパー金継ぎ」で思い出も伝統もよみがえる!
思い出の食器は買い直せません。伝統的な「金継ぎ」は、陶芸ではなく漆工芸に近い技法です。伝統技法の習得・活用には、時間・費用・労力がかかります。
テキスト生成AI(Copilot)の提案を参考に、費用や扱いやすさから「ハイパー金継ぎ」にたどりつきました。
特別な訓練なしに修理でき、前よりも見ばえのする食器に生まれ変わります。電子レンジもOKです。リサイクルを超えて、🔗アップサイクル(創造的再利用) を可能にします。
これで、食器修理の問題がかなり解決されそうです。ハダノの科学知識の範囲内では、エコ(エコロジー&エコノミー)に役立つ非常に革新的な技法だと思います。
ではなぜ広まっていないかといえば、ずばり「コスパがよすぎる」からでしょう。もうけが減るような情報は宣伝されにくいものです。
そんなときこそ、テクノロじいやの出番と考え、この記事を書きました。
十分な検証はまだですが、「捨てるしかない」とあきらめる前に試す価値はあると思います。
※ 屋外使用可能な耐水性を持った木工用接着剤です。
独創的なボトルキャップで塗りやすく、接着時に微調整で動かせ、接着後に加熱してはがせ、高い強度と削って加工できる性質、公的機関による食品安全性の承認など食器修理にも適したものです。
焼成に耐えられることにハダノは驚かされました。
※ タイトボンドだけで修理された食器でも一応使うことはできます。
割れ目の見た目とひっかかりが気になる場合、ゴールドライナーが解決してくれます。金ぴかの線は美しく、焼成すれば定着します。
ハダノは割れ目以外にも塗って、自由なデザインを楽しんでいます。
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