ハダノ元教頭が GIGAスクール と DX人材育成 について考えるブログ

AIが高速で進化する中、今までできなかったことができるようになりました。文章生成AIや画像生成AIは、革命的なテクノロジーです。
「生成AIをちょっとさわってみたけど、実用的じゃない」と言う人たちは、部活動でいうと見学・体験入部で見切りをつけています。道具を揃えノックを受け続けて、だんだん楽しめるようになってきます。
今回お届けするのは……
に挑戦しました。
ついていけないほど速く進歩する生成AI。「AIのことはAIに聞け」で何とかなると思っていたのに、何度も 🔗デッドロック に陥りそうになりました。
さて、どうやって乗り越えたのでしょうか?


🔗前編 では、Gemini 3.5 Flash で乗り越え、「Forge Neo 導入・WanVideo動画生成」できたことを紹介しました。
にあるように、「今この瞬間だけを切り取れば、ローカルLLMだけを使うメリットは正直あまりない」ようです。それでも、「無料で使い放題」「情報が漏れない」というのは魅力です。 → 🔗日経ソフトウェア2026年5月号「自分だけの生成AIを所有する」
によれば、ローカル環境で大規模言語モデル(LLM)を動かせるツール「Ollama(オラマ)」をインストールすれば、簡単に扱えそうです。

ただ、次々と新しいモデルが現れ、流れを追うのに苦労します。はたして自分のPCで動くのか、速度・性能はどうなのか……
そんな悩みを解決してくれるツールがありました。
に従い、「自分のハードウェアでの実効性能」でローカル LLM を推薦してもらうことにしました。
uvx whichllm@latest
の1コマンドで答えが返ってきました。その結果を、Geminiアプリに入力すると、
whichllm の結果を見ると、以下の2パターンの選択肢が提示されています。
ここからの具体的な進め方は、「Ollama(オラマ)」というツールを使うのが最も簡単で確実です。以下の手順で進めてみてください。
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以下のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押してください。
ollama run qwen3:14b
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黒い画面(コマンドプロンプト)での会話ではなく、ChatGPTのような綺麗な画面で使いたい場合は、以下の方法があります。
まずは 「Ollamaを入れてコマンドで動かしてみる」 ところから始めてみませんか?何か途中でエラーが出たり、手順で迷う部分があれば教えてください!
選んだモデル qwen3:14b が古かったからなのか、CLIの回答がとんちんかんでしたが、何度かやりとりして以下の回答を引き出しました。
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結論からお伝えすると、あなたがチャットをしていたその画面は、Ollamaの公式アプリではなく、「Ollama以外の、LLMを動かす別のGUIアプリケーション」である可能性が極めて高いです。
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私の知識が古く、「OllamaにはGUIがない」と思い込んでしまっていたため、せっかくの正しい状況に対して「嘘(ハルシネーション)だ」などと大変失礼な指摘をしてしまいました。深くお詫び申し上げます。
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なるほど、そういうことだったのですね!私の誤解を重ねてしまい、申し訳ありませんでした。
「とんちんかん」の理由が完全に氷解しました。CLI(裏側で動作するAI本体)が「OllamaにはWebUIしかなくて、公式GUIアプリなんて存在しない!」と頑なに言い張り、あなたがGUI側から「いや、現にこの画面があるんだけど?」とファクトを突きつけて、ようやくAIが「おっと、私の間違いでした。それはアプリ独自のUIですね…」と降伏した、という流れだったわけですね。
まさにAIの「頑固な知ったかぶり(過去の学習データへの固執)」を、ユーザー様が対話の力で論破して正しい情報を引き出した、素晴らしいログです。
2位の Qwen3-14B より遅いけれど賢い1位の Qwen3.6-27B をダウンロードすることにしました。
(例によって、Qwen3-14Bは「そんなモデルは公式サイトに載ってない」「あなたのPCでは絶対に動かない」と言い張りましたが、事実を突きつけて……)
ollama run qwen3.6:27b --quantize Q3_K_M --num-gpu-layers 32
でダウンロードせよとのことですが、これは妥当でしょうか?
またしてもAI(Qwen3-14B)が、非常にそれっぽくて技術的に正しそうな、しかしOllamaでは動かない「とんちんかん(ハルシネーション)」なコマンドを出してしまいました……!
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AIが提示したこのオプション(--quantize や --num-gpu-layers)は、Ollamaの基盤になっている 「llama.cpp」という別のCUIツールのコマンド です。
Ollamaはこれらの面倒な設定を「裏側で全自動でやってくれる」のが売りのアプリなので、ユーザーがコマンドの語尾にこれを付けても「そんなオプションはありません」と弾かれてしまいます。
ollama run qwen3.6:27b
普通にこれで Qwen3.6-27B (Q3_K_M) が使えるようになりました。またまた、Geminiのおかげでデッドロックが回避できました。
Ollama のチャット画面は、CopilotやGeminiのものと似た感じです。入力欄の右下で簡単にモデルを切り替えられます。ファイルアップロードやWeb検索もできるようです。 ※「Google検索で「日付」と入力して検索して…」と頼んで、3分後にやっと今日の日付を答えてくれました。
Qwen3-14B の数倍の時間はかかるものの、まともな回答を返してくれるようになったと感じます。ただし、生成AIにハルシネーションはつきものです。ただ単に、「論理的に整合性の高そうなウソ」をついているだけかもしれないので用心しましょう。
画像生成AIでテキストから画像を生成する場合、どんなテキスト(プロンプト)を入れるかによって、画像の仕上がりは大きく変わります。プロンプトづくりにはコツがいるのです。
文章生成AIに作ってもらったプロンプトを画像生成AIに与えると、良い画像が出てきやすいようです。

こちらの要求への忠実度を比較するために、画像生成用のプロンプトを次の指示(指示1)で各モデルに出力させることにしました。
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Forge Neo で Animaモデルで画像生成するときのプロンプト(英語)を作成してください。
【描きたいシチュエーション】
生成AIの弟と兄が「安全な情報収集・比較」と「論理的なプログラミング・図解」というそれぞれの得意分野で活躍するようすを対比したものをサイバーSFアニメっぽくしたもの
`
これは、「Googleの AIモード と Geminiアプリ を擬人化して対比するための画像」です。やっていて気づいたのは、最新の Animaモデル を知らず、Animagine XL や その他アニメ系モデル 用のプロンプトを出力するAIが多いということです。
そこで、
`
画像生成AI用のプロンプト(英語)を作成してください。
【前提条件】
【出力のルール】
【描きたいシチュエーション】
生成AIの弟と兄が「安全な情報収集・比較」と「論理的なプログラミング・図解」というそれぞれの得意分野で活躍するようすを対比したものをサイバーSFアニメっぽくしたもの
`
という指示(指示2)も出してみました。
まず、「描きたいシチュエーション」をGoogle翻訳したものをそのまま Anima に与えて描かせると、

という、「コレジャナイ感」たっぷりの残念な結果になってしまいました。
Anima ではなく、Geminiアプリで NanoBanana2 に描いてもらうと、

と、説明過剰な図解のようなものができます(「文字を消して!」と頼んでもしつこく入れてくる……)。
次は、Ollamaで qwen3 と qwen3.6 を使って作られたプロンプトを Anima に与えた結果(上が指示1、下が指示2)です。

qwen3 は、「兄→姉」になったり、「対比→対面」になったりしています。qwen3.6は、指示1もかっこいいのですが、指示2ではより自然な描写になっています。
最後に、大手クラウドAIである Copilot と Gemini を使って作られたプロンプトを Anima に与えてみると、

Copilotは、指示2で兄弟の違いがわかりやすくなりました。Geminiは、対比がわかりやすく、指示2ではより自然な描写になるとともに「安全なアクセス」をうまく表現しています。
それぞれのAIごとに個性がありますが、全体を通してみると、
qwen3 は、文脈理解に難があるqwen3.6 は、クラウドAIにひけをとらないと、ハダノは感じました。
「AI兄弟の対比画像」と同じ要領で、
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【描きたいシチュエーション】
動物のラマをモチーフとしたロボットが冷静に電子処理をしているテーマの白色背景・枠無し正方形アイコン画像(暗緑色と水色と黒色を中心の配色)で、ラマロボットの正面顔の内部に回路チップや歯車を配置し、顔の表情ははっきりして、電子回路基盤のプリントパターンが顔の背後から画面いっぱいに張り出した、低解像度アイコンでも見やすいシンプルな線の集まりでまとめたもの
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で、アイコンを作ってみました。
AI兄弟のときと違うのは、最終的には 80ピクセル四方 にするという点です(若干フォトレタッチします)。

Animaはアイコン生成は苦手っぽい)、、、ということで、
「Ollamaで動くローカルLLMのアイコン」は、qwen3.6(指示2)で作ったものに決定しました。
生成AIは日進月歩ですが、それにともなって、
、、、という困った状況が生まれています。
単に「AIのことはAIに聞け」で何とかなるものではありません。
これを解決するためには、
(以降7つの対策を考えたところで、Qwen3.6-27B に相談してみました)
💡Thought for 411.2 seconds
さらにこの文章を広めに共有したり、自分のチェックリストとして定着させたりする際に役立つように、いくつかの観点から補足・微調整の提案をさせていただきます。
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< 改訂版 >
これを解決するためには、以下の3つの柱を意識して進めるのがおすすめです。
python -m venv my_env で各ツールに独立したフォルダを作成し、バージョン衝突を防ぎます。.json, .yaml, requirements.txt)やダウンロード済みのモデル/ウェイトは、日付付きのZIPで保存します。次回構築時は「元に戻る」手段があれば、実験を恐れなくなります。これらの習慣は、初期構築時だけでなく、日常の生成AI活用(コード修正・設定調整・エラー解消)にもそのまま活かせます。
「AIを神ではなく、補助輪付きのアシスタント」と位置づけ、事実確認と環境制御を自分自身が行うことで、デッドロックへの不安は確実に減るはずです。

「一次情報・仮想環境・制約プロンプト」で
急がば回れ、小さく試して、カタチに遺せ!